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高校に行きたくないと言う中3へ。進学しない選択肢と無理なく卒業資格を取る道

中3のお子さんが「高校に行きたくない」と言い出した。受験の年にそう言われると、親としては頭が真っ白になると思います。周りは志望校の話をしているのに、うちの子はそもそも進学したくないと言っている。この差に焦らない親はいません。

先に結論をお伝えします。高校は義務教育ではないので、行かないという選択も制度上は何の問題もありません。そして、行かないと決めた場合でも、学びや進路の道は後からいくらでもつなぎ直せます。だからこそ、今この瞬間に白黒をつける必要はありません。この記事では、「行きたくない」の中身のほどき方と、進学しない場合の制度の整理、無理なく卒業資格を取る道までを順番に見ていきます。

自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、18歳で起業しています。今は対面やオンラインのフリースクール、通信制高校の連携施設を運営する立場です。

目次

「高校に行きたくない」の中身を分ける

同じ言葉でも、理由によって取るべき道が変わります。2000人以上の子どもたちと関わってきた経験から言うと、中3の「行きたくない」は大きく3つに分かれます。

  1. 学校という場所がつらい 中学での人間関係や集団生活の疲れから、「高校」と聞くだけで今の苦しさが3年延長されるように感じている。この場合、拒否しているのは学びではなく環境です
  2. 勉強より他にやりたいことがある ゲーム、絵、ビジネスなど、打ち込みたいものが既にあり、高校の勉強がその時間を奪うものに見えている
  3. 今は動くエネルギーがない 理由をうまく言葉にできず、進路の話自体を避けたい状態。この場合は選択肢を並べる前に、休む時間が必要です

どれに当てはまるかで、この後の読み方が変わります。1と2の子は「全日制以外の形」を知ると表情が変わることが多く、3の子はまず休んでエネルギーがたまるのが先です。

進学しないという選択肢。制度の面から整理する

高校は義務教育ではありません。文部科学省の学校基本調査では高等学校等への進学率は約99%ですが(https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/1267995.htm)、これは「ほぼ全員が行くから行くべき」という意味ではなく、行かない選択をした人が少数派というだけです。

進学しない場合に知っておきたい制度が2つあります。

  1. 高等学校卒業程度認定試験 受験する年度の終わりまでに満16歳以上になれば受験でき、合格すると18歳に達する日の翌日から大学・短大・専門学校の受験資格が得られます(文部科学省 https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/)。高校に行かずに大学を目指す道は制度として用意されています
  2. 後からの入学・編入 通信制高校には年齢の上限がなく、中学卒業後すぐでなくても入学できます。「今年の4月に間に合わなければ終わり」ではありません

3月になってから進学先を探し始めても間に合う出願先があることは、こちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/koko-kimaranai/

つまり、今「行かない」と決めたとしても、それは取り返しのつかない決断ではないのです。この事実だけでも、親子の会話はかなり楽になります。

それでも卒業資格は持っておくと楽、という現実の話

制度の話をした上で、運営者としての本音も書きます。働く道を考えたとき、応募条件が「高卒以上」の求人はかなり多く、高校卒業資格がないと選べる幅が狭まるのは事実です。

だからおすすめしたいのは、「全日制に行くか、進学しないか」の二択で考えないことです。通信制高校なら、通学頻度を選びながら自分のペースで卒業資格を取れます。毎日の登校が前提の全日制がつらいだけなら、週1〜数日の通学や在宅中心の学びで「行きたくない」と「卒業資格」は両立できます。

合格できそうな学力があっても、あえて通信制を選ぶ判断軸についてはこちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/zennichisei-tsushinsei-mayou/

親ができること。説得より先に、聞く

この時期の親御さんがやりがちなのが、「とりあえず高校だけは」と全日制前提の説得を重ねることです。気持ちはわかりますが、本人からすると「行きたくない理由」を聞いてもらえないまま結論を押し付けられている状態で、会話がどんどん閉じていきます。

順番を変えてみてください。まず「どうして行きたくないと思ってる?」と聞き、返ってきた言葉を否定せずに受け取る。そのうえで「行かない道も、無理なく卒業する道もあるらしいよ」と選択肢を横に並べる。決めるのは本人です。親の役目は結論を出すことではなく、選択肢を一緒に増やすことだと考えると、少し肩の力が抜けるはずです。

受験期の居場所と学習をどう確保するかは、こちらの記事も参考になります。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/chu3-futoko-freeschool/

明光義塾高等学院という選択肢

明光義塾高等学院

「毎日通うのは無理。でも卒業資格は取っておきたい」という子の受け皿として、僕が学院長を務める明光義塾高等学院を運営しています。高校卒業資格を目指しながら、個別指導で一人ひとりのペースに合わせて学べる場所です。

全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。「まず中2の数学からやり直したい」という相談も当たり前のこととしてサポートしています。中3の今、勉強に空白があっても、そこから戻って進めばいいだけです。

中学で学校に行けなかった子をたくさん受け入れてきたので、「行きたくない」と言っていた経緯ごと受け止めます。本人が乗り気でない段階なら、まず親御さんだけで資料を取り寄せて、選択肢の1つとして食卓に置いておく形でもかまいません。

【明光義塾高等学院】資料請求はこちら
https://gakuin.meikogijuku.jp/renkei

今日できる一歩

今夜、進路の話をいったん脇に置いて、「高校のこと、どう思ってるか聞かせてくれる?説得はしないから」と一言だけ伝えてみてください。ポイントは「説得はしない」と先に宣言することです。この一言があるだけで、子どもが本音を話せる確率は大きく変わります。

まとめ

高校は義務ではなく、行かない選択も制度上は問題ありません。高卒認定や後からの入学など、道は後からつなぎ直せます。そして「行きたくない」と「卒業資格」は、通信制という形なら両立できます。

僕は今、当時の自分にこう声をかけたいと思っています。「その10年は無駄にならない。今やっていることが全部あとで仕事になるよ」。学校に行かなかった時間も、その子の一部として必ず生きてきます。

完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。

無料のLINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

中3で高校に行かないと決めたら、その後の進路はどうなりますか?

高校は義務教育ではないので、進学しない選択も制度上は問題ありません。16歳から受験できる高等学校卒業程度認定試験に合格すれば、18歳に達する日の翌日から大学・短大・専門学校の受験資格が得られますし、通信制高校には年齢の上限がなく後からいつでも入学できます。今の決断で道が閉じるわけではありません。

「高校に行きたくない」と言う子を説得すべきですか?

説得の前に、まず理由を聞いて否定せずに受け取ることをおすすめします。学校という環境がつらいのか、他にやりたいことがあるのか、今は動くエネルギーがないのかで取るべき道が変わります。そのうえで、全日制以外の選択肢を横に並べて、本人が選べる状態をつくってください。

毎日通わずに高校卒業資格を取る方法はありますか?

通信制高校なら、通学頻度を選びながら自分のペースで高校卒業資格を目指せます。週1〜数日の通学や在宅中心の学びも選べるため、「毎日の登校がつらい」という理由で高校に行きたくない子でも、卒業資格との両立が可能です。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、定時制高校を経て、その後、国立大学へ進学。不登校の専門家として、不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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