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熊本市のフリースクールと補助金一覧。通える場所を地域で探せます【2026年最新】

熊本市でフリースクールを探している方へ。この記事では、熊本市教育委員会が公開しているフリースクール一覧と熊本県教育委員会の民間施設一覧、そして各施設の公式サイトで運営・所在地・料金まで確認できた熊本市内のフリースクール12施設を、中央区・東区・西区・南区・北区の区別に紹介します。

順位づけやランキングではなく、運営・所在地・対象年齢・料金をそろえた一覧です。あわせて、熊本市に利用料の補助金があるのかどうか、無料で使える市の教育支援センター「フレンドリー」、市が定めている出席扱いのガイドラインも、公式情報だけを根拠にまとめました。

自己紹介が遅れました。小幡和輝です。約10年間の不登校を経験し、当時の僕を支えてくれた場所がフリースクールでした。いまはそれを運営する側として、本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭に関わっています。

目次

熊本市のフリースクールと支援の状況

熊本市は、市教育委員会が公式サイトで市内と近郊のフリースクール一覧を公開している自治体です。掲載は施設側の希望制で、2026年9月時点で20施設あまりが載っていて、その大半が熊本市内の施設です。[1]

これとは別に、熊本県教育委員会も「県内の児童生徒が利用したことのある民間施設」の一覧を2026年3月現在の内容で公開していて、熊本市の施設は10載っています。[2]

この記事は、この2つの公的な一覧と各施設の公式サイトを突き合わせて書いています。

背景として、熊本市立の小・中学校の不登校の子どもは、市が公表している最新の集計(2022年度)で小学校1,092人、中学校1,668人の計2,760人でした。

前年度から608人増えていて、小学校で335人、中学校で273人の増加でした。[3] 熊本県全体では2024年度に5,781人で、1,000人あたり40.7人と全国平均の38.6人を上回っています。[4]

熊本市だけで、学校以外の居場所を必要としている子どもが毎年数千人いる計算になります。

熊本市には利用料の補助金がまだない。県の支援も熊本市は対象外

先に結論を書くと、2026年9月時点で、熊本市にも熊本県にも、フリースクールの利用料そのものを保護者に補助する制度はありません。

熊本県には「不登校児童生徒に対する経済的支援推進事業」があり、教育支援センターやフリースクール等に通うための交通費と、体験活動や実習で個人が負担した実費を、前期(6〜9月分)と後期(10〜1月分)でそれぞれ支援金として最大で2万円まで支給します。

ただしこの事業は熊本市を除く県内在住の家庭が対象で、公立小中学校に在籍していること、在籍校で出席扱いになっていること、就学援助の認定を受けていることが要件です。熊本市に住んでいる場合は申請できません。[5]

熊本市が独自に用意している支援は、お金の補助ではなく無料で通える場所とオンラインの学習支援です。

名古屋市・神戸市・岡山市が2026年度に利用料の補助金を始めた流れがあるので、熊本市でも今後の動きは注目したいところです。

制度は年度単位で変わるため、最新の状況は記事末の出典に挙げた市のページで確認してください。

無料で通える市の教育支援センター「フレンドリー」が6教室ある

民間のフリースクールとは別に、熊本市には市が運営する教育支援センター「フレンドリー」が6教室あります。

熊本市在住の不登校の子どもが対象で、スポーツ・読書・ものづくり・教科学習・所外での体験活動などを行い、費用は原則無料です(活動によって若干の実費がかかることがあります)。

利用の相談は総合支援課教育相談室(096-362-7070)で受け付けています。[6]

  1. 中央区 あいぱる大江教室(大江5丁目1-50 あいぱるくまもと2階)。月・火・木・金曜9時30分〜15時、水曜は午前のみ

  2. 中央区 新町教室(新町1丁目3-11 子ども文化会館)。月曜9時30分〜15時、水・金曜は午前のみ

  3. 東区 託麻教室(長嶺東7丁目11-15 託麻公民館)。火・木・金曜9時30分〜15時、水曜は午前のみ

  4. 西区 森都心教室(春日1丁目14-1 くまもと森都心プラザ)。火・木曜9時30分〜13時

  5. 南区 火の君教室(城南町宮地1050 城南福祉センター2階)。月・火・木・金曜9時30分〜15時、水曜は午前のみ。陶芸・箏・絵手紙など体験活動が多い教室

  6. 北区 植木教室(植木町岩野238-1 北区役所3階)。火・木曜9時〜12時

家から出るのが難しい子には「フレンドリーオンライン」もあります。熊本市在住で、別室登校など学校での支援以外を希望する子どもが対象で、3つのスタジオから配信されるプログラムに自宅から参加したり、学習アプリで自習したりできます。

活動時間は9時30分〜15時(水曜は午前のみ)で、学校で配られるリーフレットのQRコードから申し込み、毎月20日までの申し込みで翌月から体験が始まります。2024年度の登録者は487人でした。[7]

教育支援センターの通い方と費用、フリースクールとの違いは、こちらの記事で解説しています。

>>教育支援センター(適応指導教室)とは?通い方・費用・出席扱いをわかりやすく解説

熊本県内の不登校の相談窓口は、こちらの記事に電話番号つきでまとめています。

>>熊本県の不登校相談窓口一覧。無料で頼れる公的・民間の相談先【2026年最新】

熊本市は出席扱いのガイドラインを市として定めている

フリースクールでの活動は、在籍校の校長が認めれば指導要録上の出席扱いになる場合があります。根拠は文部科学省の通知です。[8]

熊本市はこれを受けて、市独自の「不登校児童生徒の指導要録上の出席扱いについてのガイドライン」を作り、2024年10月に改訂しています。

フレンドリーなどの公的機関、フリースクール等の民間施設、自宅でのICTを使った学習の3つを対象に、校長が出席扱いを総合的に判断するための目安をまとめたものです。[9]

市として基準を文書にしている分、学校ごとに対応がばらつきにくい土台があります。

この記事で紹介する施設の公式サイトにも、「学校の出席扱いとなるよう、在籍の学校と協議します」(ガット教室)、「出席日数の取得に向けた学校との連携」(フリースクールたけみや)といった記載があります。

ただし判断するのはあくまで在籍校の校長で、個々のケースごとに決まります。見学のときに、在籍校への報告をどんな形でしてもらえるかを聞いてみてください。

出席扱いの3つの要件と、学校に断られたときの対処は、それぞれこちらの記事で解説しています。

>>「不登校でも出席扱いに?」文部科学省の通知で出席扱いになる3つの要件を徹底解説

>>出席扱いを学校に断られたときはどうする?校長判断を動かす3つの材料

まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ

オンラインフリースクール クラスジャパン小中学園

熊本市の施設は、上通・水前寺・大江といった中央区の中心部と、北区の龍田周辺に集まっています。南区は江越に1つで、城南町や富合町からは車で30分ほどかかります。

西区も熊本駅前と中島町の2か所で、河内町や松尾町のような山側からは通いにくい地域です。また、そもそも家から出るエネルギーがまだ戻っていない時期のお子さんもいます。それはご家庭の努力不足ではありません。

そういう場合の選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。ネットの先生(担任)が伴走してくれて、自宅から自分のペースで学べます。

2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきて、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになる仕組みも整っています。

学習AIがヒントを出しながら一緒に考えてくれて、学習以外に使えないフィルタリング設定があるので、ゲームや動画が心配なご家庭でも使いやすいです。熊本市のガイドラインは自宅でのICTを使った学習も出席扱いの対象に挙げているので、在籍校に相談する材料になります。

>>クラスジャパン小中学園の学び方を見る

熊本市のフリースクール一覧(区別)

熊本市内で公式サイトと公的な一覧から運営・所在地・対象・料金を確認できた施設を、区別に紹介します。順位をつけたものではありません。

料金は執筆時点の公式サイトの記載で、税込・税別の表記がそろっていないものがあります。公式に確認できなかった項目は「要お問い合わせ」としています。通う前には必ず各施設に直接ご確認ください。

中央区: NPO法人フリースクール地球子屋

フリースクール地球子屋(てらこや)
運営: NPO法人フリースクール地球子屋
所在地: 熊本市中央区上林町3-34 上通ニューコーポ2階
対象年齢: 不登校・ひきこもりの子ども・若者(小学生から利用実績あり。学年の区分は要お問い合わせ)
料金: 定額制で月9日以上35,000円、月5〜8日25,000円、月1〜4日15,000円。体験1回3,000円。保護者の入会金10,000円と年会費5,000円が別途(2026年4月改訂)

1996年に開設され、2026年で30周年を迎えた、熊本市でもっとも歴史の長いフリースクールです。不登校の子どもの保護者が集まってできた団体で、2002年にNPO法人になりました。開所は平日の月〜金曜10時〜15時。

子どもの状態を5段階で見極めて、健康の回復から生活・関係づくり・学びへと段階的に支える考え方が特徴で、公式サイトには「学校への再登校を優先した指導は一切しておりません」と明記されています。

毎月1回の「ともに育つ親の会」(参加費500円、会員でなくても参加可)、家から出られない子への訪問支援、健康科学にもとづくリカバリープログラムなど、家族全体を支えるメニューがそろっています。相談から体験、登録へと進む3ステップで、無理のない通い方を一緒に考える形です。

フリースクール地球子屋の公式サイト

中央区: WING SCHOOL

WING SCHOOL
運営: 一般社団法人WING SCHOOL
所在地: 熊本市中央区神水本町4-1
対象年齢: 小学1年生〜中学3年生
料金: 入学金110,000円、月額69,300円(授業料・教材費・管理費・給食費を含む。税込)

約100名の小中学生が通う、熊本市内では規模の大きいオルタナティブスクールです。「感性」「知性」「創性」の3つの層で学びを組み立て、江津湖での遊びやプロジェクト型学習、オーガニック食材を使った給食を柱にしています。学年をまたいだ活動が多く、月額は全学年共通です。

入校までの流れは、子どもと保護者で1日体験に参加してから入校面談という順で、「無理なく参加できること」が入校の条件のひとつとされています。熊本市と熊本県の両方の一覧に載っている施設です。

この記事で紹介する施設のなかでは月額がもっとも高い水準ですが、平日毎日の通学と給食を含んだ金額です。

WING SCHOOLの公式サイト

中央区: 熊本学習支援センター 大江校

熊本学習支援センター 大江校
運営: 一般社団法人熊本私学教育支援事業団
所在地: 熊本市中央区大江3丁目6-8 三祐ビル3階
対象年齢: 不登校・ひきこもり・中途退学の子ども(学年の区分は要お問い合わせ)
料金: 入校費25,000円。協力運営費は月25,000円(住民税非課税世帯は月20,000円、生活保護世帯は月10,000円)。きょうだい割引あり

2010年に設立された一般社団法人が運営する、「不登校・ひきこもり・中途退学でも大丈夫」を掲げる居場所です。少人数の基本講座学習の時間を軸に、有料の食事提供、送迎、修学旅行などの教育キャンプがあり、保護者向けのペアレント・トレーニングも行っています。

世帯の状況に応じて月額を3段階に分けているのが特徴で、この記事のなかでは所得に応じた減額を公式に明記している数少ない施設です。入所までは見学・相談、3回の無料体験、大江本校での入所面談という流れで、見学は保護者だけでもできます。通信制高校のサテライトも併設していて、中学卒業後の進路まで続けて相談できます。

熊本学習支援センターの公式サイト

中央区: 第一学院中等部 熊本キャンパス

第一学院中等部 熊本キャンパス
運営: 株式会社ウィザス
所在地: 熊本市中央区花畑町1-5 尚亜ビル7階(市電「熊本城・市役所前」から徒歩1分)
対象年齢: 中学生
料金: 要お問い合わせ(公式サイトに金額の記載なし)

通信制高校の第一学院高校を運営するウィザスグループの、中学生向けキャンパスです。学校教育法第一条の中学校ではないので、在籍中学校に籍を置いたまま利用します。

ICT教材を使った個別の学習サポートを中心に、体験授業やサークル、レクリエーションがあり、面談は平日と土曜の9時30分〜16時30分に受け付けています。

公式サイトに「中学校での出席認定について」の案内があり、在籍校との連携を前提にした運営です。熊本城のすぐそばという市の中心部にあり、市電で通いやすい立地です。

第一学院中等部 熊本キャンパスの公式サイト

中央区: 熊本YMCA ぷらっとほーむ

熊本YMCA 不登校児童・生徒支援プログラム「ぷらっとほーむ」
運営: 公益財団法人熊本YMCA
所在地: 熊本市中央区帯山2-1-11 東部グローバルコミュニティプラザ
対象年齢: 不登校の小中学生(学年の詳細は要お問い合わせ)
料金: 施設設備利用料が年25,000円。フルタイムスクール月30,000円、アフタースクール月25,000円。スポット参加は1日5,000円・半日3,500円。見学・体験・相談は無料

熊本YMCAが帯山のコミュニティプラザで運営している、不登校の子どものための居場所です。自己肯定感と自己効力感を育てることを目的に、好きなものを軸にした「ファンダム活動」、生活を基本にした教育デザイン、子どもたちの自治と民主主義の学びを取り入れています。

平日毎日通うフルタイムのほかに、放課後の時間帯だけ通うアフタースクール、1日や半日だけ使うスポット参加があり、最初は週1回のスポットから試せるのが使いやすい点です。

YMCAが持つ体育館やプールなどの施設を使える環境で、公益財団法人が運営している安心感もあります。

熊本YMCA「ぷらっとほーむ」の公式ページ

東区: NPO法人くまもとゼロスクール 錦ヶ丘分校

くまもとゼロスクール 錦ヶ丘分校
運営: NPO法人くまもとゼロスクール
所在地: 熊本市東区錦ヶ丘27-1(錦ケ丘中学校の隣)
対象年齢: 要お問い合わせ(現在は12歳〜20歳の主に高学年の子どもが在籍)
料金: 月額40,000円(2026年1月改定)と給食費月5,000円。入学金100,000円。きょうだいは2人目以降が月35,000円・入学金80,000円。1日体験入学3,500円

御船町に本校を置くNPO法人が、熊本市東区・菊池市・玉名市に分校を持つ県内4拠点のオルタナティブスクールで、錦ヶ丘分校がその熊本市内の拠点です。開校は火〜金曜の10時〜17時。

基本的な学習に加えて、討論授業、チャレンジ目標、プロジェクト学習、クラブ活動、パソコンを使った授業があり、外部講師の授業もあります。

本校が「自然の中で思う存分遊ぶ」ことを掲げているのに対し、錦ヶ丘分校は主に高学年から高校年代の子が通う拠点になっています。

見学は10時〜11時30分の時間帯で、入学希望者は大人2,000円・子ども1,000円の見学料がかかります。問い合わせは本校直通の電話(096-201-2463)で受けています。

くまもとゼロスクールの公式サイト

東区: フリースクールたけみや

フリースクールたけみや
運営: 要お問い合わせ(代表 本田剛視。公式サイトに法人名の記載なし)
所在地: 熊本市東区若葉5丁目18-46-1(若葉小学校から徒歩5分)。サテライト教室は東区若葉1丁目31-6(健軍商店街内)
対象年齢: 小学生〜中学生
料金: 入会金10,000円(キャンペーン中は無料)。月4回12,000円、月8回21,800円、月12回29,800円。送迎費3,000〜5,000円(キャンペーン中は無料)

「子どもたちの『好き』と『やってみたい』から始まる学びの場所」を掲げる、ゲーム制作とプログラミングを軸にしたフリースクールです。

フリースクールコースは平日の月〜金曜8時〜12時30分(送迎を含む)で、国語・数学・英語・理科・社会の基礎学習と並行して、パソコン操作やプログラミングに取り組みます。

ゲームエンジンを使った本格的なゲーム制作から3Dモデリング、チームでの開発まで経験できる点は、市内のほかの施設にない特徴です。月4回から使える回数制なので、週1回から始めたい家庭に向いています。

公式サイトには「出席日数の取得に向けた学校との連携や学習サポートを行い」とあり、在籍校との連携を前提にしています。

フリースクールたけみやの公式サイト

西区: NPO法人ガット ガット教室 中島校

ガット教室 中島校
運営: NPO法人ガット
所在地: 熊本市西区中島町1279-6(北区鶴羽田町に鶴羽田校もあり)
対象年齢: 学校に通えない、または個別指導が必要な小中学生
料金: 入会金11,000円(税込)。月額は1日2時間で26,400円、1日3時間で36,300円(いずれも税込)。送迎費は5,500円から(中島校のみ)

「本で子どもや地域を幸せにする」を理念にするNPO法人ガット(2017年設立)が、2022年4月に始めたフリースクールです。

月〜金曜のうち希望する曜日に週1〜5回通う形で、時間帯は朝9時〜12時か午後15時〜18時から選びます。

教科は積み重ねが大切な算数・数学と英語を中心に、無学年方式の教材で一人ひとりの理解度に合わせて進め、デジタル教材でほかの教科にも対応します。

教科学習の前に15分の読書をするのが法人の理念らしい特徴で、受験対策もしています。スタッフに木工職人や調理師がいて、希望に応じて野菜づくりや木工、楽器練習もできます。

公式サイトには「学校の出席扱いとなるよう、在籍の学校と協議します」と書かれています。熊本市の一覧に載っている施設です。

NPO法人ガット(ガット教室)の公式サイト

西区: トライ式中等部 熊本キャンパス

トライ式中等部 熊本キャンパス
運営: 株式会社トライグループ
所在地: 熊本市西区春日1丁目14-2 くまもと森都心201(熊本駅から徒歩3分、熊本タワー隣)
対象年齢: 中学1年生〜中学3年生
料金: 要お問い合わせ(公式サイトに金額の記載なし。週あたりの登校回数で料金は変わらないと案内)

家庭教師のトライのグループが運営する、中学生向けのフリースクールです。トライ式高等学院の熊本駅前キャンパスと同じ建物にあり、開校時間は9時〜16時(日曜・祝日を除く)。

完全マンツーマンの学習サポートで学習面と気持ちの面の両方を支え、登校時間や時間割は自由に選べて、通学ペースも週1〜5日から選べます。通学型のほかに在宅型もあり、外に出るのが難しい時期から始められます。

公式サイトには「在籍中学校との連携により、トライ式中等部での活動や学習が中学校での出席と認定される生徒が多い」とありますが、「出席認定の基準は地域や学校により異なります」とも明記されています。熊本駅直結に近い立地で、市電やJRで通いやすい場所です。

トライ式中等部の公式サイト

南区: e.a.o.チャイルズコミュニケーションスクール

e.a.o.チャイルズコミュニケーションスクール(フリースクールコース)
運営: 要お問い合わせ(e.a.o.チャイルズコミュニケーションズ。公式サイトに法人格の記載なし)
所在地: 熊本市南区江越1丁目24-21
対象年齢: 小学生以上(フリースクールコース)
料金: 要お問い合わせ(公式サイトに金額の記載なし)

「大人になっても困らない対人関係力の習得」を主軸にした少人数制のスクールで、未就学児向けのプレスクール、放課後のアフタースクール、学校の時間帯に通うフリースクールコースの3つがあります。

フリースクールコースは「一人ひとりのペースを大切にしながら、学ぶ楽しさと人と関わる喜びを体験し、自ら学ぶ力を育みます」という位置づけで、ことばと表現の活動を重視しています。カナダとの国際提携授業があり、英語に触れながら人と関わる力を育てる方針は市内のほかの施設と毛色が違います。

南区で今回公式に確認できたフリースクールはここだけで、熊本市と熊本県の両方の一覧に載っています。

e.a.o.チャイルズコミュニケーションスクールの公式サイト

北区: ARK フリースクールNoah

ARK(アーク)フリースクールNoah(ノア)
運営: 要お問い合わせ(公式サイトに法人名の記載なし。児童発達支援・放課後等デイサービスもあわせて運営)
所在地: 熊本市北区龍田8丁目21-58(龍田小学校の近く)
対象年齢: 小学校高学年〜中高生(定員20名程度)
料金: 週5日コース月額40,000円、週2日コース月額20,000円。入学金100,000円。野外活動費が別途かかる場合あり

社会福祉士・心理士・保育士・児童指導員・教員といった多職種のスタッフがそろう、福祉と医療の視点を重ねた不登校支援を掲げるフリースクールです。開校時間は10時〜15時。

ミニバレー、バドミントン、ネイル、アニメイラスト、お菓子作りといったサークル活動と、子ども食堂の運営体験、毎週の野外活動、修学旅行、個展など、座学より経験を重視したプログラムが特徴で、学習は自主学習の時間に個々に応じて取り入れています。

昼食は持参ですが、スクールでカップ麺やカレーの販売があり、自炊の日もあります。2026年4月から利用児童生徒の追加募集をしています。

同じ法人が北区龍田2丁目で放課後等デイサービスの枠組みによる中高生向けの「ARKセカンド」も運営していて、こちらは利用料が行政の定めによります。

ARK(フリースクールNoah)の公式サイト

北区: オルタナティブスクール CHITTA

オルタナティブスクール CHITTA(チッタ)
運営: 要お問い合わせ(運営統括責任者 宮田果緒。公式サイトに法人名の記載なし)
所在地: 熊本市北区(武蔵ヶ丘・楠・麻生田方面。詳細な住所は問い合わせ時に案内)
対象年齢: 小学生・中学生(未就学児の一時預かりもあり)
料金: 入学金なし。月謝はベーシック47,000円、スタンダード55,000円、フル65,000円(いずれも税込)

2024年9月に開校した、定員最大12名の少人数のスクールです。開校は月〜金曜の9時〜18時(土日祝は休校)。

午前中に国語・算数(数学)・英語・理科・社会の5教科を学び、午後はダンスやギター、プログラミングといった習い事のプログラムを選べる二部構成で、健全な心と体を最優先に自主性を大切にする方針です。

公式サイトには「公教育と同様に出席日数が取得できることや、当スクールでの学びが学習評価として認められるよう、校区の学校との連携を図っていきます」と書かれています。熊本市と熊本県の両方の一覧に載っていて、県の一覧には北区楠の住所で掲載されています。

オルタナティブスクールCHITTAの公式サイト

掲載していない施設と区について

熊本市の一覧には、このほかに勇志国際高校中等部やくまもと中央高等学院、星槎熊本キャンパスといった通信制高校の中等部、くまもと学習支援ネットワーク(東区健軍)、熊本学舎個塾(中央区大江)、キャリアガーデン熊本(北区龍田)なども載っています。

今回は公式サイトで運営・所在地・対象・料金の4項目を確認できた施設に絞ったため、この記事では取り上げていません。ほかの施設の情報は市の一覧に掲載されています。

東区の戸島西にある「リアル拠点とオンラインを組み合わせた」タイプのスクールは、通える場所の一覧としては入れていません。

この記事は1区に複数の施設を載せていますが、市内の施設をすべて網羅したものではありません。新設や移転、料金の改定で情報が変わることがあり、この記事で紹介した施設にも2022年以降に開校したばかりのところが多くあります。通う前には必ず公式サイトと直接の問い合わせで最新情報を確認してください。

熊本市を含む熊本県全体の一覧はこちらの記事にまとめています。八代市・天草市・玉名市・合志市など、熊本市の外の施設と県の経済的支援事業はこちらから見てみてください。

>>熊本県のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】

掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。

ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。

2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。

>>クラスジャパン小中学園について詳しく見る

まとめ。合うかどうかで選んでいい

フリースクールは、優劣ではなく「その子に合うかどうか」で選ぶものです。熊本市は、30年の歴史がある保護者発のNPO、約100名が通うオルタナティブスクール、世帯の状況で月額が変わる居場所、ゲーム制作を軸にした教室、読書から始まるNPOの学習教室、福祉と医療の専門職がそろうスクールと、タイプの幅が広い地域です。

料金も月4回12,000円から月額6万円台まで幅があり、無料の「フレンドリー」も6教室あります。利用料の補助金がない分、料金の幅を知ったうえで選ぶことが大事になります。見学してから決めていいし、無料のフレンドリーと民間のフリースクールを並行して検討してもかまいません。

今日できる一歩として、この記事の一覧から、通える距離にある施設を2つに絞ってみてください。それだけで見学の問い合わせ文が書けます。

文面は「不登校の中1の親です。見学はできますか。在籍校への出席の報告はどんな形でしてもらえますか」の3文で十分です。

あわせて、在籍校の担任に「フリースクールの見学に行く予定です」と一言伝えておくと、熊本市のガイドラインにもとづく出席扱いの相談が早く動き出します。

お子さんを責める必要も、ご自身を責める必要もありません。今日からできる小さな一歩を、一緒に探しましょう。

>>不登校の専門家 小幡和輝の無料LINE相談

よくある質問

熊本市にフリースクールはいくつありますか?

熊本市教育委員会が公式サイトで公開しているフリースクール一覧には、2026年9月時点で20施設あまりが載っていて、その大半が熊本市内の施設です。熊本県教育委員会の民間施設一覧(2026年3月現在)には熊本市の施設が10載っています。

この記事では、この2つの一覧と公式サイトで運営・所在地・対象年齢・料金まで確認できた中央区5・東区2・西区2・南区1・北区3の12施設を区別に紹介しています。このほかに市が運営する無料の教育支援センター「フレンドリー」が6教室あります。

熊本市でフリースクールの利用料の補助金はありますか?

2026年9月時点で、熊本市にも熊本県にも、フリースクールの利用料そのものを保護者に補助する制度はありません。

熊本県の「不登校児童生徒に対する経済的支援推進事業」は、通うための交通費と体験活動の実費を前期・後期でそれぞれ支援金として最大で2万円まで支給する制度ですが、対象は熊本市を除く県内在住の家庭で、熊本市民は申請できません。

熊本市が用意している支援は、無料の教育支援センター「フレンドリー」6教室と、自宅から参加できる「フレンドリーオンライン」です。制度は年度単位で変わるので、最新の情報は熊本市教育委員会総合支援課教育相談室(096-362-7070)や市の公式ページで確認してください。

フリースクールに通うと学校の出席扱いになりますか?

在籍校の校長が認めれば、フリースクールでの活動が指導要録上の出席扱いになる場合があります。文部科学省の通知が根拠です。

熊本市はこれを受けて、市独自の「不登校児童生徒の指導要録上の出席扱いについてのガイドライン」を定め、2024年10月に改訂しています。

フレンドリーなどの公的機関、フリースクール等の民間施設、自宅でのICTを使った学習の3つを対象に、校長が判断するための目安をまとめたものです。

この記事で紹介した施設にも「学校の出席扱いとなるよう、在籍の学校と協議します」と公式サイトに書いている施設があります。

判断するのはあくまで在籍校の校長なので、施設の見学とあわせて、在籍校にも早めに相談しておくとスムーズです。

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出典

  1. 熊本市「不登校児童生徒の支援について」(フリースクール一覧を含む) ページ  本文へ戻る
  2. 熊本県教育委員会「不登校児童生徒への支援について」(フリースクール等民間施設一覧 令和8年3月現在) ページ  本文へ戻る
  3. 熊本市教育委員会総合支援課「『令和4年度 生徒指導状況報告』の結果報告について」(令和5年5月25日) PDF  本文へ戻る
  4. 文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」 PDF  本文へ戻る
  5. 熊本県「令和8年度(2026年度)不登校児童生徒に対する経済的支援推進事業」 ページ  本文へ戻る
  6. 熊本市教育相談室「教育支援センター『フレンドリー』」 ページ  本文へ戻る
  7. 熊本市「フレンドリーオンラインについて」および熊本市「施策評価シート(令和6年度実績)」 ページ  本文へ戻る
  8. 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」 ページ  本文へ戻る
  9. 熊本市「不登校児童生徒の指導要録上出席扱いについて」(ガイドライン 令和6年10月改訂版) ページ  本文へ戻る
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この記事を書いた人

小幡 和輝のアバター 小幡 和輝 株式会社明光みらい 代表取締役社長 / クラスジャパン小中学園 校長

1994年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、定時制高校を経て、その後、国立大学へ進学。不登校の専門家として、不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の校長として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい 親子で読みたい「正しい不登校のやり方」』(エッセンシャル出版社)、『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方』(小学館)など。

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