宮城県のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】

宮城県でフリースクールを探していると、「仙台市内にはありそうだけど、石巻や大崎、気仙沼にもあるのか」「県や市から利用料の補助は出るのか」「教育委員会が出している一覧はないのか」で手が止まりませんか。宮城県は県教育委員会が民間団体と一緒に「みやぎ子どもの居場所マップ」を出していて、仙台市も教育支援センターがフリースクール等の自己紹介シートを公開しています。ただ、そこには放課後等デイサービスや親の会も混ざっていて、どれが日中に通えるフリースクールなのかは自分で1つずつ見分ける必要があります。

この記事では、宮城県のフリースクールを市区町村別に1か所ずつ紹介します。 順位をつけたり、おすすめを選んだりするものではありません。あわせて、県と市町村の利用料補助を公式ページの記載どおりにまとめました。結論を先に書くと、2026年8月時点で宮城県にも、仙台市にも、保護者に直接支給するフリースクール利用料の助成制度は公式に確認できません。 仙台市にあるのは、フリースクール等に通う交通費の2分の1を補助する制度です。ネット上で見かける「仙台市 フリースクール 月額1万円」は栃木県さくら市の制度が混ざったもので、「宮古市の利用料助成」は岩手県の制度です。

僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、現在は不登校の専門家として本を書いたり、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしてきました。フリースクールは合うか合わないかで決まるもので、優劣ではありません。だからこの記事も、比較して順位をつける形にはしていません。

掲載している施設は、県の「みやぎ子どもの居場所マップ」と仙台市教育支援センターの自己紹介シートで当たりを付け、各施設の公式サイトで所在地・対象・料金が確認できたものだけです。確認できなかった項目は「要お問い合わせ」と書いています。

目次

宮城県のフリースクールと不登校の状況

宮城県教育委員会が2025年11月に公表した「令和6年度 生徒指導に関する調査結果について」によると、2024年度(令和6年度)の県内の不登校児童生徒数は小学校3,002人(前年度比7人減)、中学校4,723人(前年度比108人減)で、高校も含めて全校種で減少しました。ただし在籍数に対する割合(不登校出現率)は小学校2.79%(全国2.30%)、中学校8.28%(全国6.79%)で、いずれも全国より高い水準です。仙台市を除く県内公立小中学校では、不登校の小学生1,771人・中学生2,649人のうち、学校外の支援先としてフリースクールを利用したのは127人、市町村の教育支援センターにあたる「けやき教室」は104人、「みやぎ子どもの心のケアハウス」は543人、教員による家庭訪問は1,525人でした。県教委は今後の対応として「フリースクール等民間団体との連携強化による多様な学びの場や居場所の確保」を掲げています。

令和6年度 生徒指導に関する調査結果を公表しました。|宮城県教育委員会
https://www.pref.miyagi.jp/site/gikyou-kkr/reserch-on-problems.html

宮城県で施設を探すときにまず開いてほしいのが、県教育委員会の「学校に登校していない児童生徒への支援について」のページにある「みやぎ子どもの居場所マップ」(2025年版)です。任意団体「多様な学びを共につくる・みやぎネットワーク」が県教委・仙台市教委の協力で作ったもので、仙台市版と仙台市以外版の2枚に分かれています。フリースクール等の居場所、学びの多様化学校(仙台市のろりぽっぷ小学校、白石市の白石きぼう学園、富谷市立富谷中学校西成田教室)、教育支援センター、親の会が名称・連絡先・住所・対象年齢つきで載っています。フリースクール等の欄には仙台市版に15団体、仙台市以外版に11団体が掲載されていますが、オンラインのみの団体や子ども食堂も含まれます。

学校に登校していない児童生徒への支援について|宮城県教育委員会
https://www.pref.miyagi.jp/site/gikyou-kkr/mkk-hutoukou.html

仙台市については、仙台市教育支援センター「児遊の杜」のホームページに「フリースクール等(学校以外の学びの場)自己紹介シート」があり、40団体が所在地・設置者・受入対象・開所日時・運営形態を自分で記入したPDFを読めます。市教委とフリースクールの情報交換会も毎年開かれています。ただし40団体のうち10以上は放課後等デイサービス(利用には市町村の受給者証が必要)で、通信制高校の中等部や相談機関も混ざっています。日中に通えるフリースクールを探すなら、「運営形態」が通所型で、「開所時間」が午前から始まるものを見ていくと早いです。

仙台市教育支援センターHP(フリースクール等民間施設)|仙台市
https://sites.google.com/g.sendai-c.ed.jp/jiyu/

公的な学びの場としては、市町村の教育支援センター(仙台市は「児遊の杜」と市内8か所の「杜のひろば」、石巻市は「学びサポートセンター コイル」、白石市の「仙南けやき教室」は仙南2市7町から通所可)、県が市町村と運営する「みやぎ子どもの心のケアハウス」、県の「けやき教室」(白石市・登米市)があり、いずれも利用料は無料です。

宮城県と市町村のフリースクール利用料の補助

宮城県(県)には、2026年8月時点で保護者に直接支給する利用料の助成制度はありません。 県教委の不登校支援ページに並ぶ事業は、魅力ある学校づくり推進事業、児童生徒学び支援教室、みやぎ子どもの心のケアハウス運営支援といった学校内・公的機関の支援で、フリースクール利用料に関する事業はありませんでした。

市町村についても、仙台市・石巻市・大崎市・名取市・登米市・栗原市・多賀城市・塩竈市・岩沼市・富谷市・気仙沼市・白石市・角田市・東松島市などの公式サイトを確認しましたが、小・中学生の保護者向けにフリースクールの利用料を補助する制度は見つかりませんでした。 そのうえで、次の2つは押さえておいてください。

  1. 仙台市の交通費補助 「仙台市フリースクール等学校外施設通所児童生徒に係る交通費補助」(要綱は2024年4月1日実施、2026年7月1日改正)。仙台市在住で市立小・中学校、中等教育学校前期課程、特別支援学校初等部・中等部に在籍する児童生徒が、教育支援センターやフリースクール等に通う交通費の一部を補助します。対象になるのは校長が指導要録上の出席扱いとすることができる日で、自宅から施設までの距離が小学生は片道3km以上、中学生は片道6km以上、市税の滞納がないこと、他の通学費助成を受けていないことが要件です。補助額は公共交通機関なら運賃の2分の1(1か月定期券運賃が上限)、保護者の自家用車送迎なら往復20kmまで1kmあたり10円などの単価、フリースクールのスクールバスなら費用の2分の1(月7,500円上限)。4〜6月分は7月中、7〜9月分は10月中というように四半期ごとに申請し、2026年7月からオンライン申請もできます。利用料そのものの助成ではありません
  2. 気仙沼市 市内のフリースペースつなぎの公式サイトには、フリースペース会員の会費について「月25,000円(気仙沼市から月1万円の補助あり)」と書かれています。ただし気仙沼市の公式サイトでは、保護者が申請する利用料助成の制度は確認できませんでした。補助の仕組みは市の教育サポートセンター(0226-24-0766)か施設に直接ご確認ください

仙台市教育支援センターHP(交通費補助金交付申請)|仙台市
https://sites.google.com/g.sendai-c.ed.jp/jiyu/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/06%E5%90%84%E7%A8%AE%E6%A7%98%E5%BC%8F%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3/%E4%BA%A4%E9%80%9A%E8%B2%BB%E8%A3%9C%E5%8A%A9%E9%87%91%E4%BA%A4%E4%BB%98%E7%94%B3%E8%AB%8B

仙台市には2026年4月に「フリースクール・オンラインフリースクールの助成金制度を導入してほしい」という市民の声が寄せられていて、市(教育局多様な学び支援課)は「学校におけるステーション(在籍学級外教室)の設置拡充や、オンライン授業配信などに取り組んでいるほか、フリースクールを利用する児童生徒については、その利用に係る交通費助成も実施しています」と回答しています。つまり、利用料助成は現時点で導入されていません。

市民の声「フリースクールの助成金制度について」|仙台市
https://www.city.sendai.jp/kochotoke-kocho/kaitou/2-0-72-0001.html

補助金のまとめサイトには「仙台市 フリースクール等利用料助成金 月額1万円」と出てくることがありますが、これは栃木県さくら市の制度です。「宮古市の利用料助成」は岩手県宮古市の制度で、宮城県ではありません。隣の山形県や福島県を含めて東北は保護者向けの利用料助成がまだ少ない地域なので、年度替わりの新設を見逃さないよう、最新情報は必ずお住まいの市町村の公式ページか教育委員会でご確認ください。フリースクールに通う交通費の考え方は、こちらの記事にもまとめています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-kotsuhi/

フリースクールでの学びは出席扱いになりうる

フリースクールや自宅での学習は、一定の要件を満たせば在籍校の出席として認めてもらえます。文部科学省が要件を示しており、最終的には在籍校の校長先生が判断します。

不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)|文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm

宮城県では、仙台市の交通費補助の要綱が「校長が指導要録上の出席扱いとすることができる日」を補助対象日と定めているとおり、市教委とフリースクールの連携のなかに出席扱いの考え方が組み込まれています。この記事で紹介する施設にも「希望がございましたら1か月に1度、出席状況と教室での様子を報告いたします。そちらをもって、多くの小学校・中学校では出席扱いしていただいております」「小・中学生は、ほとんどの場合に、在籍校の出席扱いとなります」「出席扱いになるかは在籍校の校長の判断によりますが、現在通っている中学生は全員が出席扱い」と公式に書いている施設があります。見学のときに、在籍校への報告をしてもらえるか、出席扱いの実績があるかを必ず聞いてみてください。 出席扱いの3つの要件はこちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/shusseki-atukai/

まだ外に出るのが難しい、近くに通える場所がないという方へ

オンラインフリースクール クラスジャパン小中学園

一覧に入る前に、先にお伝えしたいことがあります。

宮城県は施設が仙台市とその周辺に集まっていて、栗原市・多賀城市・塩竈市・富谷市・白石市・角田市・東松島市や、仙南・黒川・加美の町村のように、公式サイトで運営・所在地・料金まで確認できる通所型の施設が見つからなかった市町村がたくさんあります。沿岸部や県北からだと、通える施設まで片道1時間以上かかることもあります。それはご家庭の努力が足りないという話ではまったくありません。 そして、まだ家から出るエネルギーがない時期のお子さんも少なくありません。「通う場所を探す」より前の段階があっていいんです。

そういう場合の選択肢として、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」があります。自宅にいながら、ネットの先生(担任)が伴走し、学習や生活リズムをサポートします。2018年の開校からこれまでに2000人以上の不登校の子どもたちを支えてきた実績があり、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いとなる仕組みも整っています。

学習面ではAIサポートを取り入れているのも特徴です。生徒一人ひとりにカスタマイズされた学習AIが、わからない場面で答えをすぐに教えるのではなく、ヒントを出しながら一緒に考えてくれます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定があるので、安心して使えます。

クラスジャパン小中学園の詳細はこちら
https://www.cjgakuen.com/

近くに通える場所がない地域での考え方は、こちらの記事にもまとめています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/freeschool-chikakuninai/

宮城県のフリースクール(市区町村別)

市区町村ごとに1か所ずつ紹介します。順位をつけたものではありません。仙台市は区ごとに分けました。運営・所在地・対象年齢・料金は各施設の公式サイトで執筆時点に確認できたもので、確認できなかった項目は「要お問い合わせ」としています。料金は税込・税別の表記がそろっていないものもあるので、通う前には必ず各施設に直接ご確認ください。仙台市から名取・岩沼、石巻、大崎・登米、気仙沼の順に並べています。

仙台市青葉区

フリースクール・パスオン
運営: 認定NPO法人 PASS ON
所在地: 仙台市青葉区八幡3丁目1-50 レキシントン・プラザ八幡2F(はちまん こどもクリニック内)
対象年齢: 小学生・中学生
料金: 無料(特別なイベントなどは費用がかかる場合あり)

八幡の小児科クリニックの中にある、認定NPO法人が開いているフリースクールです。開所は火曜・木曜の13時〜16時で、「安心・安全な環境」の中で外遊びやアナログゲーム、実験、学習などを大人に見守られながら過ごします。同じ法人が公認心理師や社会福祉士による相談を行い、小児科医に相談できる機会もあると公式サイトにあります。不登校で悩むご家庭の心のケアに重きを置いた場所で、毎日通う型ではなく、週2回の午後から外の場に慣れていきたい方向けです。利用料が無料なので、仙台市で「まず一歩」を踏み出す場所として使いやすい施設です。出席扱いの扱いは要お問い合わせです。

公式サイト: https://npo-passon.org/freeschool-passon/

仙台市宮城野区

ミヤギユースセンター
運営: NPO法人ミヤギユースセンター
所在地: 仙台市宮城野区榴岡2丁目2-8-203(仙台駅東口から徒歩5分)
対象年齢: 小学3年生〜30代まで(仙台市教育支援センターの自己紹介シートの記載)
料金: 要お問い合わせ(コースにより異なる)

2001年に開設された、仙台駅東口近くのNPO法人のフリースクール・少年自立サポートスクールです。「不登校の小・中学生の基礎学力を支援」を柱のひとつに掲げ、分からなくなったところからのさかのぼり学習や、読み・書き・計算、生活習慣の指導を個別に行っています。高校中退者の高卒認定試験や通信制高校の卒業サポート、大学受験、就職の進路指導までを一つの場所でつないでいて、開所は月〜金の10時〜17時、自由時間登校制です。常勤職員は中高教員免許や産業カウンセラーの有資格者で、電話相談と見学は活動時間内ならいつでも無料と自己紹介シートにあります。料金はコースで異なるため直接お問い合わせください。

公式サイト: http://www.miyagiyouht.npo-jp.net/

仙台市若林区

飛鳥未来中等部・初等部 仙台教室
運営: 学校法人三幸学園
所在地: 仙台市若林区新寺1-4-16 仙台こども専門学校6階
対象年齢: 小学4年生〜中学3年生(ネットコースは中学生のみ)
料金: 入学金50,000円。月額はスタンダードコース(週5日)52,000円、3DAYコース38,000円、2DAYコース30,000円、ネットコース15,000円(施設設備費・教材費を含む)

仙台駅東口から徒歩5分、通信制高校の飛鳥未来高校を運営する学校法人三幸学園が2018年に開いた小中学生向けのフリースクールです。週5日・週3日・週2日・オンラインの4コースから自分のペースで選べて、小中学校の教員免許を持つスタッフとスクールカウンセラーが常駐し、スタディサプリを使って個に応じた進度で学習を進めます。同じ法人の専門学校や保育園での職業体験、動物園や水族館への行事もあります。公式サイトには「希望がございましたら1カ月に1度、出席状況と教室での様子を報告いたします。そちらをもって、多くの小学校・中学校では出席扱いしていただいております」とあり、定員は40名程度です。

公式サイト: https://www.sanko.ac.jp/asuka-fs/sendai/

仙台市太白区

フリースペースわたげ(NPO法人わたげの会)
運営: 特定非営利活動法人わたげの会
所在地: 仙台市太白区八本松1丁目12-12(第一フリースペース)
対象年齢: 不登校やひきこもりを経験した子ども・青年(学年の区分は要お問い合わせ)
料金: 要お問い合わせ

2000年から太白区八本松で活動しているNPO法人で、「不登校やひきこもりを経験した子供や青年たちの居場所として、フリースペースを開放し、彼らの自立や社会参加を支援しています」と公式サイトにあります。開所は月〜金の10時〜17時。毎週木曜のスポーツデー(フットサル、バドミントン、バレー)、ショッピングやサイクリング、料理などの体験、老人施設や児童センターでのボランティア活動があり、学習面では「学習サポートハウス」で小学校から高校までの授業を個人の学力に応じて行い、復学や高校・大学進学、高卒認定試験を目指せます。火曜午後の母親勉強会や第3土曜の父親勉強会といった家族支援があるのも特徴です。仙台市の社会福祉法人わたげ福祉会と一体で運営し、せんだい若者サポートステーションの母体にもなっています。

公式サイト: http://www.watagenokai.or.jp/

名取市

NIJINアカデミー宮城名取校
運営: 株式会社NIJIN
所在地: 名取市手倉田諏訪559-1(ハイパーラーニング名取教室内)
対象年齢: 小学1年生〜中学3年生
料金: 入会金33,000円。月額はハイブリッド通学プラン45,243円、リアル校のみプラン35,243円(2026年6月の開校時の公式発表)

2026年6月8日に名取市の学習塾ハイパーラーニング名取教室の中に開校した、メタバース(オンライン)の学校と週1回のリアル教室を組み合わせるフリースクールです。リアル教室は毎週水曜日の10時〜15時で、塾の講師が教室長を務め、職場体験などを通して「将来を考える力」を育てることを掲げています。公式サイトには出席認定率97%とあります。毎日通う場所ではなく、平日は自宅からオンラインで学び、週1回だけ名取に通う形なので、仙台市南部や岩沼・亘理方面からも検討しやすい立地です。リアル校の料金や開校日は教室ごとに異なると公式サイトにあるため、最新の条件は直接ご確認ください。

公式サイト: https://academy.nijin.co.jp/classroom/nijinacademy-miyaginatori/

岩沼市

フリースペースCOCOA
運営: 一般社団法人COCOA
所在地: 岩沼市藤浪1丁目5-36
対象年齢: 小学生〜高校生(県の居場所マップと市の地域情報サイトの記載)
料金: 要お問い合わせ

2023年8月に開設された岩沼市の「第三の居場所」です。「『学校に行かない不安』を『ここに来ることを選ぶ希望』に変え、子どもたちの選択肢を増やしたい」という思いで、学習や工作など好きなことができる空間を不登校の子どもと地域の人に開放しています。岩沼市の地域情報サイト「いわぬま暮らし」の紹介記事では、開所は月・火・水・金の10時〜15時(出入り自由)で、学びのスペース、ハンドメイドのワークスペース、相談スペース、アロマスペースがあるとされています。料金と出席扱いの扱いは公式サイトに記載がないため、直接お問い合わせください。岩沼市には中学生以上を対象にした市のひきこもりサポート事業「HATCHいわぬま」(NPO法人アスイクが受託)もあります。

公式サイト: https://cocoaiwanuma.wixsite.com/cocoa

石巻市

フリースクール ぽはっく
運営: 認定NPO法人こども∞感ぱにー
所在地: 石巻市鹿妻南2-1-7
対象年齢: 小学1年生〜18歳
料金: 利用料1日1,200円、教材費1日200円(月上限600円)。非課税世帯などを対象にした減免制度あり

石巻市でプレーパークや子どもの居場所づくりを続けてきた認定NPO法人が、鹿妻南の一軒家で開いている家庭的なフリースクールです。開所は火曜・金曜の10時〜16時(2025年5月から。以前は火・木・金)。「心の休息」「自分で決めて育つこと」「多様な人とのつながり」を大切にしていて、料理や自然の中への外出、月1回の子ども会議で活動を自分たちで決めます。公式サイトには「出席扱いになるかは在籍校の校長の判断によりますが、現在通っている子のほとんど、中学生は全員が出席扱いになっています」という趣旨の説明があります。1日単位の料金で減免制度もあるので、週1回から試しやすい施設です。石巻市内では蛇田のNPO法人TEDICも県の居場所マップに載っています。

公式サイト: https://codopany.org/freeschool/

大崎市

まきばフリースクール
運営: NPO法人まきばフリースクール
所在地: 大崎市古川清水沢畑谷地3-4(化女沼近くのポニー牧場。県の居場所マップの記載)
対象年齢: 年齢制限なし
料金: 通所は利用料なし(可能であれば運営のための寄付に協力を依頼。学習教材や参加プログラムにより別途費用がかかることあり)。訪問支援は1回3,000円+交通費実費

1999年創設、「来る者拒まず・どこにも居場所のない人たちの受け皿になろう」という方針で続いてきた県北のフリースクールです。通常は大崎市古川の化女沼近くにあるポニー牧場で活動していて、開所は月〜金の10時〜16時(毎日来なくてもよい)。安心して居られることを最優先に、馬や自然の中での体験から学ぶ活動と、小学校から高校卒業程度までの個別の教科学習(さかのぼり学習)を組み合わせています。公式サイトには「利用料はかかりません」「小・中学生は、ほとんどの場合に、在籍校の出席扱いとなります」「送迎はできる限りの地域でサポートいたします」とあります。集団が苦手な子には自宅への訪問支援もあります。大崎市内には岩出山の一般社団法人フリースペース道(小〜高校生、月・火・金)も県の居場所マップに載っています。

公式サイト: https://www.makibafree.org/

登米市

NPO法人ございん 放課後フリースクール
運営: NPO法人ございん
所在地: 登米市迫町佐沼字中江四丁目8-6 MRSビル2F
対象年齢: 小学生、不登校の児童生徒(小・中・高校生)
料金: 放課後フリースクールは月額11,000円(通い放題。諸経費1,100円/月)。1対1の不登校生学習サポートは60分×月4回で月額8,800円から

「登米市内には100名を超える不登校児童がいる。にも関わらず、登米市にはフリースクールが無い」という問題意識から2021年8月に設立されたNPO法人です。佐沼塾から無償提供を受けた学習スペースで、放課後から夕方にかけての居場所と学習サポート(宿題のフォロー、プログラミング基礎)を行っています。時間は15時〜18時が基本で、2026年7月〜2027年3月は13時〜19時に拡大していると公式サイトにあります。午前から開いている通所型ではなく、「朝起きるのが苦手でも大丈夫」という放課後型の居場所です。不登校の子を対象にした午前〜15時の1対1学習サポート(佐沼教室・古川教室・自宅)もあり、不登校を考える親の会やバドミントンクラブも開いています。

公式サイト: https://tome-gozain.com/

気仙沼市

フリースペースつなぎ
運営: 一般社団法人フリースペースつなぎ
所在地: 気仙沼市赤岩泥の木19-1
対象年齢: 小学生〜高校生、18歳以上の若者
料金: フリースペース会員は月25,000円(公式サイトに「気仙沼市から月1万円の補助あり」「経済的に厳しいご家庭はご相談ください」と記載)。体験は3回まで無料

東日本大震災のあとの2013年2月に「気仙沼を中心とする地域において、不登校・ひきこもりの子ども、若者たちが安心できる居場所」を目指して開かれた、気仙沼市内で唯一公式サイトで詳細が確認できたフリースクールです。開所は月〜金の10時〜16時。自分で決める学習、週1回のスポーツ(バレーボール、バドミントン、卓球)、みんなで作る昼食、キャンプや畑仕事などの活動があり、通信制高校と提携した高校資格のサポートも行っています。公式サイトには、学校がフリースペースへの参加を出席として認めていて、小中学生は日によって学校とフリースペースを選んで通っている、という説明があります。市内の公民館で親の会も開いています。

公式サイト: https://space-tsunagi.com/

掲載していない市区町村について

仙台市泉区、栗原市、多賀城市、塩竈市、富谷市、白石市、角田市、東松島市と、仙南・黒川・加美・遠田の町村については、公式サイトで運営・所在地・対象年齢・料金のほとんどを確認できる通所型のフリースクールが見つからなかったため載せていません。確認できないものを推測で載せることはしていません。 泉区の「森の寺子屋」(小学1〜4年生のオルタナティブスクール)はInstagram以外の公式ページが確認できなかったため、塩竈市の「ぶれいんはーと」は現在は放課後等デイサービスが中心と法人サイトにあるため、栗原市の「くりこま高原自然学校 耕英寮」は2018年から長期寄宿の受け入れを休止しているため、それぞれ見送りました。多賀城市や大郷町、川崎町に載っている居場所も、公式サイトで詳細を確認できませんでした。

県の居場所マップと仙台市の自己紹介シートを合わせると、宮城県内には通所型以外も含めて50を超える居場所が載っています。この記事は1市区町村1か所に絞っているだけで、仙台市内だけでも複数の選択肢があります。新設や移転、料金の改定で情報が変わることがあります。通う前には必ず公式サイトと直接のお問い合わせで最新の情報を確認してください。掲載がない地域でも、市町村の教育支援センター(適応指導教室)や県のけやき教室、みやぎ子どもの心のケアハウスに相談できます。まずは教育委員会か在籍校に聞いてみてください。

掲載のない地域にお住まいの場合も、オンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」なら地域を問わず自宅から利用できます。ネットの先生(担任)が伴走し、一定の要件を満たせば在籍校の出席扱いになった実績も多数あります。2018年の開校から、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。
https://www.cjgakuen.com/

まとめ。フリースクールは合うかどうかで選んでいい

フリースクールは、施設の優劣で選ぶものではありません。お子さんとの相性で決まります。 この一覧を見るだけでも、小児科クリニックの中にある無料の週2回の居場所、1日1,200円の一軒家、利用料のかからないポニー牧場、週5日で月52,000円の学校法人のフリースクール、週1回だけ通うメタバース併用型、放課後だけの居場所と、形は本当にさまざまです。

だから、見学して決めていいし、複数を並行して検討していいし、通ってみて合わなければ変えていいんです。公的な教育支援センターとの併用もできます。

今日できる一歩としては、県教委のページから「みやぎ子どもの居場所マップ」の仙台市版か仙台市以外版を1枚だけ開いて、お住まいの市町村の行にある団体名をメモしてみてください。仙台市の方は、教育支援センターの自己紹介シートで「運営形態」が通所型の団体を3つ選んで、公式サイトの料金ページをブックマークしておくと次が楽です。気になる施設が見つかったら、「見学はできますか」「在籍校への報告はしてもらえますか」の2つだけメールで聞いてみてください。仙台市在住で片道3km(中学生は6km)以上かかりそうなら、交通費補助の対象になるかも一緒に確認を。候補が1つもなければ、在籍校に「教育支援センターはどこにありますか」とだけ聞くところから始めて大丈夫です。

僕自身、不登校の当時に通ったフリースクールで、学校の外にも自分の居場所があると知れたことが大きな支えになりました。

完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。僕の公式LINEでは不登校に関する情報発信や無料相談を行っています。

小幡和輝の無料LINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

宮城県にフリースクールはいくつありますか?

県教育委員会が協力して作られた「みやぎ子どもの居場所マップ」(2025年版)には、フリースクール等の居場所として仙台市版に15団体、仙台市以外版に11団体が載っています(オンラインのみの団体や子ども食堂も含みます)。仙台市教育支援センターの「フリースクール等自己紹介シート」には40団体が載っていますが、そのうち10以上は放課後等デイサービスで、通信制高校の中等部や相談機関も混ざっています。この記事では10の市区について、公式サイトで運営・所在地・対象・料金が確認できた施設を1か所ずつ紹介しています。

宮城県でフリースクールの利用料の補助はありますか?

2026年8月時点で、宮城県(県)にも、仙台市・石巻市・大崎市・名取市・登米市・気仙沼市などの市町村にも、保護者に直接支給するフリースクール利用料の助成制度は公式に確認できません。仙台市には、市立小中学校などに在籍する児童生徒がフリースクール等に通う交通費の2分の1を補助する制度があります(出席扱いとなる日が対象、小学生は片道3km以上・中学生は片道6km以上、四半期ごとに申請)。気仙沼市のフリースペースつなぎは公式サイトに「気仙沼市から月1万円の補助あり」と書いていますが、市の公式ページでは制度を確認できなかったので、施設か市に直接お尋ねください。「仙台市 月額1万円」は栃木県さくら市、「宮古市」は岩手県の制度です。

フリースクールに通うと学校の出席扱いになりますか?

一定の要件を満たせば、フリースクールでの学びを在籍校の出席として認めてもらえます。文部科学省が要件を示しており、最終的な判断は在籍校の校長先生が行います。宮城県では、仙台市の交通費補助の要綱が「校長が指導要録上の出席扱いとすることができる日」を補助対象にしていて、この記事で紹介した施設にも「多くの小学校・中学校では出席扱いしていただいております」「小・中学生は、ほとんどの場合に、在籍校の出席扱いとなります」と公式に書いている施設があります。見学のときに、在籍校への報告をしてもらえるかを確認してみてください。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、その後18 歳で起業。SNS を活用したマーケティングを専門とし、東京2020 オリンピック・パラリンピックでは総フォロワー1000万人以上の公式SNSアカウントを運用。不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し不登校の専門家として活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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