高3で不登校になった。卒業と進路を同時に間に合わせる転入という選択

高3で不登校になると、「卒業」と「進路」の2つが同時に崩れていくように見えます。あと1年もないのに出席日数が足りなくなりそうで、受験勉強も手につかない。本人も保護者の方も、時間だけが過ぎていく焦りの中にいると思います。

先に結論をお伝えします。高3の不登校からでも、卒業を間に合わせる道は複数あります。鍵になるのは、いま持っている単位の確認と、動き出すタイミングです。在籍校で立て直す道、通信制高校へ転入して同級生と同じ時期の卒業を目指す道、あえて卒業を遅らせる道。この記事では3つを順番に整理します。

自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、18歳で起業しています。今は対面やオンラインのフリースクール、通信制高校の連携施設を運営する立場です。

目次

高3の不登校で最初に確認するのは「出席」と「単位」

高校は義務教育と違い、出席や成績が足りなければ進級・卒業できません。全日制の多くは学年制で、科目ごとの欠課時数が一定を超えると、その科目の単位が取れなくなります。つまり、今どのくらい休めるのか、どの科目が危ないのかは、学校が持っている数字を見ないとわかりません。

憶測で「もう無理かもしれない」と苦しむ前に、担任か学年主任に次の3点を確認してください。

  1. 現在の出欠状況 科目ごとの欠課時数と、単位を落とすラインまでの残り日数
  2. 修得済みの単位数 高1・高2で修得した単位の合計。卒業に必要な単位まであといくつか
  3. 卒業判定の条件と時期 どの時点の何をもって卒業可否が決まるか。補習や課題などの救済措置があるか

電話でもメールでも構いません。この数字がそろうだけで、「間に合うのか」という漠然とした不安が、具体的な計画に変わります。転校を考える場合にも、この情報がそのまま判断材料になります。

卒業を間に合わせる3つの道

確認した数字をもとに、道は大きく3つに分かれます。

  1. 在籍校で立て直す 欠課時数にまだ余裕があるなら、別室での授業参加や課題の提出など、学校と相談できる余地があります。保健室登校や時差登校を認めてもらい、単位に関わる科目だけ優先して出る形で卒業した例もあります
  2. 通信制高校へ転入する 高校卒業には3年以上の在籍と74単位以上の修得が必要ですが、前の学校の在籍期間と修得済みの単位は引き継げます。高2までの単位がおおむね取れていれば、高3から転入しても同級生と同じ3月の卒業を目指せる場合があります
  3. 卒業の時期を遅らせる 転入時期や単位の状況によっては、卒業が半年から1年延びることもあります。ただ、これは失敗ではありません。長い人生で見れば、1年の差より「自分に合う環境で立て直せたか」のほうがはるかに大きいです

通信制高校の仕組みは文部科学省の公式ページで確認できます。
https://www.mext.go.jp/tsushinseikoukou/about/

転入・編入のタイミングと単位の引き継ぎについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/tsushinsei-tennyu-hennyu/

転入を考えるなら、早く動くほど選択肢が残る

通信制高校への転入で注意したいのが、時期の問題です。単位は年度の区切りやレポート・スクーリングの進み具合に応じて認定されるため、転入が遅くなるほど、3月までに取り切れる単位が減っていきます。同じ「高3の秋」でも、9月に動くのと12月に動くのとでは、選べる学校の数が変わります。

だからこそ、「転校するかどうか」を決める前に、情報集めだけ先に始めることをおすすめします。資料請求や個別相談の段階では、何も決めなくていいのです。確認することは3つ。いつまでの転入なら3月卒業が可能か、修得済みの単位がどこまで引き継げるか、卒業までにかかる費用です。在籍校に発行してもらう単位修得証明書(成績証明書)があると、話が具体的に進みます。

卒業できるか不安な人の学校選びについてはこちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/tsushinsei-sotsugyo-fuan/

卒業と進路は同時に立て直せる

「転校したら受験や就職に響くのでは」という心配もよく聞きます。実際には、通信制高校でも卒業見込みで大学に出願できますし、卒業後の資格は全日制と同じ高校卒業です。総合型選抜や推薦入試を含めれば、受験の道筋はむしろ柔軟に組めます。就職でも、高3の途中で環境を変えて立て直した経験は、面接で堂々と話せる材料になります。

僕は約10年間、学校に行きませんでした。当時の自分にひとこと言えるなら、「その10年は無駄にならない。今やっていることが全部あとで仕事になるよ」と伝えます。高3での立ち止まりも同じです。ここで無理をして心身を削るより、環境を変えてでも自分のペースを取り戻した経験のほうが、後の人生で効いてきます。

今日できる一歩を1つ挙げるなら、在籍校に「修得済みの単位数と、卒業判定の条件を教えてください」と連絡することです。本人が難しければ、保護者の方からで構いません。すべての計画はこの数字から始まります。

明光義塾高等学院という選択肢

明光義塾高等学院

転入先の候補として、僕が学院長を務める明光義塾高等学院を紹介させてください。通信制高校の連携施設として、高校卒業資格の取得を目指しながら、一人ひとりのペースで学べる場所です。いまの高校からの転入・編入も積極的に受け入れています。

全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。「まず中2の数学からやり直したい」という相談も当たり前のこととしてサポートしています。不登校の期間があって授業に空白がある人も、卒業に必要な学びと受験に向けた学びを、個別指導の考え方で同時に組み立てられます。

高3からの転入は時期の判断が特に大切なので、「今からで3月卒業に間に合うのか」という段階の相談から遠慮なくどうぞ。資料請求はこちらからできます。

【明光義塾高等学院】資料請求はこちら
https://gakuin.meikogijuku.jp/

まとめ。数字を確認すれば、道は具体的になる

高3の不登校は、時間が限られているぶん焦りも大きくなります。でも、やることはシンプルです。まず在籍校で出欠と単位の数字を確認する。そのうえで、在籍校で立て直すか、転入して同時卒業を目指すか、卒業を遅らせてでも環境を変えるかを選ぶ。どれを選んでも、卒業と進路は同時に立て直せます。

「うちの場合はどう進めればいい?」という段階でも大丈夫です。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。LINEでの無料相談も受け付けています。

【無料】LINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

高3で不登校になったら留年になりますか?

すぐに留年が決まるわけではありません。科目ごとの欠課時数と修得済みの単位数によって状況は大きく違います。まず在籍校に出欠状況・単位数・卒業判定の条件を確認してください。数字によっては在籍校での立て直しも、通信制高校への転入での同時卒業も可能です。

高3から通信制高校に転入して、同級生と同じ3月に卒業できますか?

修得済みの単位数と転入の時期によります。高校卒業には3年以上の在籍と74単位以上の修得が必要ですが、前の学校の在籍期間と単位は引き継げます。転入が遅いほど3月までに取れる単位が減るため、検討を始めたら早めに学校へ確認するのが安全です。

卒業が1年遅れると大学受験や就職に不利になりますか?

影響は思っているより小さいです。通信制高校でも卒業見込みで大学に出願でき、卒業資格は全日制と同じ高校卒業です。1年の遅れよりも、自分に合う環境で心身と学びを立て直せたかどうかのほうが、受験でもその後の人生でも大きく効いてきます。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、その後18 歳で起業。SNS を活用したマーケティングを専門とし、東京2020 オリンピック・パラリンピックでは総フォロワー1000万人以上の公式SNSアカウントを運用。不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し不登校の専門家として活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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