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石川県の通信制高校一覧と選び方。学費と通いやすさで比較【2026年最新】

「石川県で通信制高校を探しているけれど、金沢以外に住んでいても通えるのか、学費はどのくらいかかるのか」。そんな疑問に、公式の一次情報だけで答えていきます。先に全体像をお伝えすると、石川県の公立通信制は金沢泉丘高校の通信制課程が唯一で、能登地区向けに七尾サテライト校があります。私立は、白山市美川生まれのアットマーク国際高校に加え、金沢駅周辺などにキャンパスを置く広域通信制が複数。選び方の軸は「通いやすさ」「学費」「サポート体制」の3つです。この記事では計6校を一覧で紹介し、2026年度から所得制限がなくなった就学支援金と、石川県独自の奨学金までまとめて解説します。

目次

この記事を書いている人

自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、現在は不登校の専門家として本を書きながら、通信制高校の連携施設(明光義塾高等学院)の運営にも関わっています。この記事は、石川県と各校の公式サイトで確認できた情報だけをもとに書きました。

先に知っておきたい通信制高校の基礎知識

学校ごとの紹介に入る前に、前提を3つだけ押さえてください。

1つ目は、公立と私立の違い。 公立は学費の負担が小さい一方、レポートの計画は基本的に自分で管理して進めます。私立は学費がかかるぶん、通学日数を選べるコースや担任制、個別のフォローなど手厚い仕組みを用意している学校が多いです。

2つ目は、卒業の仕組み。 通信制高校の卒業要件は、レポート(添削指導)・スクーリング(面接指導)・単位認定試験の3つで、これに特別活動への参加が加わります。スクーリングと単位認定試験は対面での実施が法律で定められているので、「一度も登校せずに卒業」はどの学校でもできません。違いが出るのは、登校の頻度と場所です。

3つ目は、お金の区別。 国の就学支援金の対象は「学校である通信制高校の授業料」だけで、サポート校(学習等支援施設)の費用は対象外です。学校とサポート校の両方に在籍すると費用は二重にかかります。ここを知らないまま入学して「思ったより高い」と後悔するご家庭が本当に多いので、最初に覚えておいてください。

制度の詳細は文部科学省の通信制高校ポータルにまとまっています。
先に知っておきたい通信制高校の基礎知識の公式サイト

通信制高校とサポート校の違いは、こちらの記事で詳しく解説しています。


>>通信制高校とサポート校の違い。学費は二重にかかる?後悔しないための選び方

石川県の通信制高校一覧

ここからは、公式サイトまたは県の公的情報で所在地まで確認できた学校を紹介します。順位づけではなく、公立を先頭に、私立は五十音順です。学費は年度や履修単位数で変わるため、必ず各校の公式サイトと最新の募集要項でご確認ください。

石川県立金沢泉丘高等学校(通信制課程)

  • 運営: 公立(石川県)
  • 所在地: 金沢市泉野出町3-10-10(本校)。能登地区向けに七尾サテライト校あり
  • 通学: 自宅での自学自習が基本+登校日にスクーリング

石川県立で唯一、通信制課程を置く学校です。学科は普通科に加えて、通信制では珍しい衛生看護科を設置しています。能登地区の生徒のために七尾城北高校内に七尾サテライト校が設けられており、スクーリングが行われる日曜日に開校、教育課程は金沢の本校と同じです。10代から幅広い年代まで約700名が在籍しており、学費を抑えて高卒資格を目指すならまず確認したい学校です。
石川県立金沢泉丘高等学校(通信制課程)の公式サイト

アットマーク国際高等学校

  • 運営: 私立(広域通信制・単位制)
  • 所在地: 白山市美川で誕生した県内本校の学校。美川学習センター(美川駅から徒歩6分)と金沢学習センター(金沢市上堤町1-35)
  • 通学: ネット授業+体験型スクーリング

日本初の市町村認可で生まれた通信制高校で、旧美川町(現在の白山市美川)が発祥です。インターネット環境があればどこでも学べる仕組みに、1対1の学習コーチングを組み合わせているのが持ち味。中学卒業からの入学だけでなく、高校を離れた人や社会人の高卒資格取得もサポートしています。学費は公式サイトでご確認ください。
アットマーク国際高等学校の公式サイト

N高等学校・S高等学校 金沢キャンパス

  • 運営: 私立(広域通信制。本校は沖縄県・茨城県)
  • 所在地: 金沢市本町1-5-2 リファーレ2階(JR金沢駅から徒歩5分)
  • 通学: 週5・週3コース/週1+コース/ネットコース

ネット学習を軸にした大規模な広域通信制のグループで、金沢駅から歩ける場所に通学キャンパスがあります。対面のサポートを重視したい人は週5・週3、自分の時間を確保したい人は週1+やネットコースと、通学頻度を段階的に選べるのが特徴です。学費は公式サイトでご確認ください。
N高等学校・S高等学校 金沢キャンパスの公式サイト

松陰高等学校 金沢校

  • 運営: 私立(広域通信制。本校は山口県岩国市)
  • 所在地: 金沢市本町1-5-1 リファーレ1F
  • 通学: 自分のペースに合わせて学習スタイルを選択

山口県に本校を置く広域通信制の金沢学習センターです。学校の勉強と自分のやりたいこと・目標を、ライフスタイルに合わせて両立できる柔軟な学び方を掲げています。場所はN高グループと同じ金沢駅近くのリファーレ内なので、見学をはしごして雰囲気を比べやすい立地です。学費は公式サイトでご確認ください。
松陰高等学校 金沢校の公式サイト

精華学園高等学校 金沢校

  • 運営: 私立(広域通信制。本校は山口県)
  • 所在地: 金沢市保古1-36(西金沢駅から徒歩圏)
  • 通学: 金沢校に通いながらレポート・スクーリング・試験まで完結

山口県に本校を置く広域通信制の金沢校です。公式サイトに「レポート添削・面接指導(スクーリング)・試験は本校と同等に実施できます」と明記されており、遠方の本校まで行かずに金沢校で卒業要件を満たせる体制が整っています。英語・数学・国語のレポートはレベル別で、基礎からのやり直しにも対応。学費は公式サイトでご確認ください。
精華学園高等学校 金沢校の公式サイト

第一学院高等学校 金沢キャンパス

  • 運営: 私立(広域通信制。本校は茨城県・兵庫県)
  • 所在地: 金沢市堀川新町2-1 井門金沢ビル2F(金沢駅近く)
  • 通学: 週5日・週2日の通学コースなど複数のスタイル

生徒一人ひとりと向き合う「1/1(いちぶんのいち)の教育」を掲げる広域通信制のキャンパスです。通学は週5日と週2日から選べ、大学進学専攻など目的別の学び方も用意されています。金沢市から「グッドマナー宣言」の登録証を受けるなど、地域との関わりも見える学校です。学費は公式サイトでご確認ください。
第一学院高等学校 金沢キャンパスの公式サイト

学校選びの3つの軸

6校を前に「どう絞ればいいのか」と迷ったら、次の3つの軸で考えてみてください。

軸1: 通いやすさ。 石川県の通信制は、公立の本校が金沢市、私立のキャンパスも金沢駅周辺に集中しています。まず「自宅から現実的に通える場所か」を地図で確かめましょう。能登エリアなら泉丘の七尾サテライト校、加賀エリアならネット中心の広域校も含めて考えると選択肢が広がります。週何日通うかの決め方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

>>通信制高校の通学コースは週何日を選べばいい?無理なく続く頻度の決め方

軸2: 学費と就学支援金。 公立の泉丘は負担が最も小さく、私立は就学支援金を差し引いた「実質負担額」で比べるのが正解です。このとき、サポート校の費用は就学支援金の対象外である点に注意してください(詳しくは後の章で解説します)。

軸3: サポート体制。 担任制か、個別のフォローがあるか、進路サポートはどこまでか。あわせて確認したいのが、スクーリング会場の場所です。サポート校のなかには、面接指導等実施施設(スクーリングや試験を行える施設)を自前で持つところと持たないところがあり、後者だと年に数回、遠方の本校まで行く必要が出ることがあります。見学のときに「スクーリングはどこで受けますか」と聞いておくと、入学後のギャップを防げます。

不登校でも石川県の通信制高校に入れる?

入れます。通信制高校の入試は書類選考と面接(+作文)が中心で、中学校の欠席日数や内申点が合否に直結しにくい仕組みです。中学の内容に不安があっても、入学後にレポートを進めながら学び直せます。

面接で聞かれるのは欠席日数の言い訳ではなく、「これからどう学びたいか」です。面接と作文で見られているポイントは、こちらの記事にまとめています。

>>通信制高校の入試で落ちることはある?面接と作文で見られていること

学費と就学支援金。石川県独自の奨学金も

2026年度(令和8年度)は、高校の学費負担が大きく変わった年です。国と石川県の公式情報をもとに整理します。

国の就学支援金(授業料の支援)

所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず対象になりました。私立通信制の場合は年額33万7,200円を上限に授業料へ充当されます。公立の通信制はもともと授業料の負担が小さく、支援金でさらに抑えられます。繰り返しになりますが、対象は「学校の授業料」であり、サポート校の費用には使えません。
学費と就学支援金。石川県独自の奨学金もの公式サイト

就学支援金で学費が実際いくらになるかの考え方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

>>通信制高校の学費は実際いくら?2026年度の所得制限撤廃でどこまで下がるのか

石川県教育費負担軽減奨学金(授業料以外の支援・返還不要)

教科書代や教材費など、授業料以外の教育費を支援する給付型の奨学金です。国公立の場合、通信制は世帯の状況に応じて年額1万2,630円〜5万500円の区分が設けられています。私立向けにも同名の奨学金があり、保護者が石川県内に在住していることなどが要件です。金額や区分は年度で見直されるため、最新の情報は県の公式ページでご確認ください。
国公立分: 学費と就学支援金。石川県独自の奨学金も
私立分: 学費と就学支援金。石川県独自の奨学金も

私立高等学校の授業料減免

石川県には、経済的な事情のある世帯に対して学校を通じて授業料を減免する補助の仕組みもあります。在籍予定の学校に「減免制度はありますか」と直接聞いてみるのが確実です。
学費と就学支援金。石川県独自の奨学金もの公式サイト

まとめ。今日できる一歩は「2〜3校の資料請求」

石川県の通信制は、学費を抑えられる公立の金沢泉丘高校(七尾サテライト校あり)と、性格の異なる私立5校。県内生まれのアットマーク国際、金沢駅前に並ぶ広域通信制のキャンパス、金沢校でスクーリングまで完結できる学校と、それぞれ強みが違います。あとは通いやすさ・学費・サポート体制の3軸で、お子さんに合う学校を絞っていくだけです。

今日できる一歩として、気になった2〜3校の資料請求をしてみてください。パンフレットを並べて見比べると、Webサイトだけでは伝わらない学校ごとの空気の違いが見えてきます。個別指導で学び直しから受験対策まで進めたい方は、明光義塾高等学院の資料請求もどうぞ。
明光義塾高等学院

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他の都道府県をお探しの方へ
全国47都道府県の通信制高校と学費軽減制度の一覧は、こちらのまとめからご覧いただけます。

>>【全国版】47都道府県の通信制高校一覧。お住まいの県から探せます【2026年最新】

よくある質問

Q1. 石川県の通信制高校の学費はいくらですか?

公立の金沢泉丘高等学校(通信制課程)は、公立のため授業料などの負担を小さく抑えられます。私立は学校や履修単位数によって異なりますが、2026年度から就学支援金の所得制限が撤廃され、私立通信制は年額33万7,200円を上限に授業料が支援されます。石川県には授業料以外の教育費を支援する教育費負担軽減奨学金(国公立の通信制で年額1万2,630円〜5万500円など)もあります。正確な金額は各校の公式サイトと最新の募集要項でご確認ください。

Q2. 不登校でも石川県の通信制高校に入学できますか?

入学できます。通信制高校の入試は書類選考と面接・作文が中心で、中学校の欠席日数が合否に直結しにくい仕組みです。中学の学習内容に不安があっても、入学後にレポートを進めながら学び直せます。学校見学や説明会で、サポート体制を確認しておくと安心です。

Q3. 七尾市など能登地方からでも通える通信制高校はありますか?

あります。公立の金沢泉丘高等学校(通信制課程)は、能登地区の生徒のために七尾城北高校内に七尾サテライト校を設けており、スクーリングが行われる日曜日に開校、教育課程は金沢の本校と同じです。また、ネット学習が中心の広域通信制(アットマーク国際やN高グループなど)なら、県内のどこに住んでいても自宅を拠点に学べます。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、定時制高校を経て、その後、国立大学へ進学。不登校の専門家として、不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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