「三重県で通信制高校を探したいけれど、どこにどんな学校があるのか全体像がつかめない」。そんな方に向けて、三重県の通信制高校を公式情報で確認できた範囲で整理しました。結論からお伝えすると、三重県には公立の通信制が2校(四日市市の北星高校と松阪市の松阪高校)あり、北勢と中南勢のどちらにも公立の選択肢があります。私立は津市・伊勢市・四日市市・亀山市・志摩市に本校を置く学校が6校あり、近鉄四日市駅前には広域通信制のキャンパスもあります。選び方の軸は「通いやすさ」「学費」「サポート体制」の3つ。この記事では一覧に加えて、就学支援金や三重県の入学金補助のポイントまで解説します。
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自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、18歳で起業しています。今は対面やオンラインのフリースクール、通信制高校の連携施設(明光義塾高等学院)を運営する立場です。この記事では、三重県と各校の公式サイトで確認できたことだけを整理してお届けします。
先に知っておきたい通信制高校の基礎知識
一覧に入る前に、前提となる知識を3つだけ押さえてください。
公立と私立の違い。 公立は学費が圧倒的に安い一方、レポートの提出計画は基本的に自分で管理します。私立は学費がかかるぶん、担任制や個別サポート、週1〜5日の通学コースなど手厚い仕組みを持つ学校が多くなります。
卒業の仕組み。 卒業要件はレポート(添削指導)・スクーリング(面接指導)・単位認定試験の3つで、これに特別活動への参加が加わります。スクーリングと単位認定試験は対面での実施が法律で定められているため、「一度も登校せずに卒業」はどの学校でもできません。学校ごとに違うのは、月2回程度の集中型か週1〜5日の通学型かという頻度です。
お金の区別。 国の就学支援金の対象になるのは「学校である通信制高校の授業料」だけです。サポート校(学習等支援施設)の費用は対象外で、学校とサポート校の両方に在籍すると費用は二重にかかります。ここを知らずに入学して驚くご家庭が本当に多いので、必ず覚えておいてください。
制度の詳細は文部科学省の通信制高校ポータルにまとまっています。
先に知っておきたい通信制高校の基礎知識の公式サイト
通信制高校とサポート校の違いは、こちらの記事で詳しく解説しています。
>>通信制高校とサポート校の違い。学費は二重にかかる?後悔しないための選び方
全国の明光義塾と連携する「明光義塾高等学院」という選択肢
一覧の前に、僕が運営に関わっている高校卒業資格が取れる明光義塾高等学院も紹介させてください。全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。「まず中2の数学からやり直したい」という相談も当たり前のこととしてサポートしています。
三重県内には津市・四日市市・鈴鹿市をはじめ各地に明光義塾の教室があり、日々の学習サポートを県内の教室で受けられるため、県内のどこにお住まいでも検討できます。高校卒業資格を目指しながら個別指導で学びたい方は、資料請求から始めてみてください。
三重県の通信制高校一覧
ここからは、三重県または各校の公式サイトで実在と所在地を確認できた学校を紹介します。順位づけやランキングではなく、公立→県内に本校のある私立(五十音順)→県外に本校のある広域通信制のキャンパスという中立な並びです。学費は年度や履修単位数で変わるため、金額は必ず各校の公式サイトと最新の募集要項でご確認ください。
三重県立北星高等学校(通信制課程)
- 運営: 公立(三重県)
- 所在地: 四日市市茂福横座668-1
- 通学: 毎日の登校は不要。スクーリングは日曜日(または木曜日)
定時制と併置された県立の通信制課程で、北勢地方の公立の受け皿です。自学自習でレポートを作り、日曜(または木曜)のスクーリングに出席して単位を積み上げます。多くの科目で半期ごとの単位認定があり、秋の入学や卒業に対応しているのも公立では珍しい仕組み。韓国語などの選択科目もあります。
三重県立北星高等学校(通信制課程)の公式サイト
三重県立松阪高等学校(通信制課程)
- 運営: 公立(三重県)
- 所在地: 松阪市垣鼻町1664
- 通学: 月2回程度の日曜スクーリング
中南勢エリアの公立通信制です。基本は自宅での自学自習で、月に2回程度の日曜スクーリングに通う形。10代から70代まで幅広い世代が在籍しており、年齢に関係なく学び直せる場として機能しています。学費負担を最小限にしたい方が、北星高校とあわせてまず確認したい学校です。
三重県立松阪高等学校(通信制課程)の公式サイト
一志学園高等学校
- 運営: 私立(学校法人玉村学園)
- 所在地: 津市一志町大仰326
- 通学: 全日型コース・土曜コース・フレックスコースから選択
2016年に開校した、三重県内を対象区域とする通信制高校です。少人数の安心できる環境で自分のペースで学校生活に取り組むことを掲げ、平日通学の全日型から週1日の土曜コース、ICTを活用して登校日数を抑えるフレックスコースまで幅があります。入学時期など詳細と学費は公式サイトでご確認ください。
一志学園高等学校の公式サイト
英心高等学校
- 運営: 私立
- 所在地: 伊勢市河崎1-3-25(近鉄・JR伊勢市駅から徒歩約3分)。名張市に桔梗が丘校
- 通学: 週5日の全日型コース、週1日の水曜コース、集中Sコースなどから選択
伊勢市駅から歩ける単位制・通信制の学校です。毎日通って生活リズムを整える全日型から、週に一度だけ登校する水曜コースまで通学頻度の幅が広いのが個性。名張市の桔梗が丘校には週3日+αで学ぶ探究コースがあり、伊賀エリアからも通えます。学費は公式サイトでご確認ください。
英心高等学校の公式サイト
大橋学園高等学校
- 運営: 私立
- 所在地: 四日市市大字塩浜149-8(近鉄塩浜駅から徒歩10分)
- 通学: 昼間に通学する全日コースと、土曜コースから選択
四日市市の通信単位制・普通科の学校です。教科学習に教養学習や課外学習を組み合わせた昼間通学の全日コースと、土曜日の登校と自宅学習を組み合わせて負担を抑える土曜コースの2本立て。「自分のやりたいことを見つけて前進する生徒」を支える方針を掲げています。学費は公式サイトでご確認ください。
大橋学園高等学校の公式サイト
徳風高等学校
- 運営: 私立(学校法人三重徳風学園)
- 所在地: 亀山市和賀町1789-4(JR亀山駅から送迎バス約5分)
- 通学: 全日型(総合・ドッグケア・パソコン・日本語)と通信型(3Day・1Dayコース)
亀山市に本校を置く通信制の学校で、コースの個性がはっきりしています。犬とふれあいながら学ぶドッグケアコースやパソコンコースなど全日型の専門コースに加え、火・水・木の週3日まで自由に登校できる3Dayコース、月1日ペースの1Dayコースも。鈴鹿・亀山エリアの選択肢です。学費は公式サイトでご確認ください。
徳風高等学校の公式サイト
四日市メリノール学院高等学校(通信制課程)
- 運営: 私立
- 所在地: 四日市市平尾町2800
- 通学: 全日制併設校の設備を使いながら、タブレット端末を活用して学ぶ
2023年4月に開設された、県内では新しい通信制課程です。全日制を母体に持つ学校なので、その設備や環境を使って学べるのが強み。対象は三重県・愛知県在住の生徒で、タブレットを使った学習が前提のためWi-Fi環境が必要です。スクーリング日程や学費は公式サイトでご確認ください。
四日市メリノール学院高等学校(通信制課程)の公式サイト
代々木高等学校
- 運営: 私立(学校法人代々木学園)
- 所在地: 本校は志摩市磯部町山原785
- 通学: 通学して学ぶスタイルと在宅中心のスタイルから選択
志摩市に本校を置く広域通信制で、全国にスクーリング会場や提携施設を展開しています。三重県に本校がある学校としては珍しく全国区の規模を持ち、仲間と通学するスタイルから、自宅学習を中心にスポーツや芸能活動と両立するスタイルまで学び方の幅が広いのが特徴。学費は公式サイトでご確認ください。
代々木高等学校の公式サイト
N高等学校・S高等学校(四日市キャンパス)
- 運営: 私立(学校法人角川ドワンゴ学園)
- 所在地: 四日市市鵜の森1-5-17(近鉄四日市駅から徒歩6分)
- 通学: 週5日・週3日・週1日の通学コースや、自宅中心のネットコースから選択
ネットの学習システムを軸にした生徒数全国最大級の広域通信制で、2023年4月に四日市キャンパスが開校しました。近鉄四日市駅から徒歩6分と県内屈指の通いやすさで、通学とネット学習の比率をあとから変えやすいのが個性。本校は県外にあります。学費は公式サイトでご確認ください。
N高等学校・S高等学校(四日市キャンパス)の公式サイト
学校選びの3つの軸
候補を前にして迷ったら、次の3つの軸で考えてみてください。
軸1: 通いやすさ。 三重県は南北に長く、北勢・中勢・南勢・伊賀で生活圏がまったく違います。「県内にある学校」ではなく「自分の生活圏から通える校舎」で考えてください。北勢なら公立の北星と四日市の私立2校+駅前の広域キャンパス、中勢なら一志学園と公立の松阪、伊勢志摩なら英心と代々木、伊賀・名張なら英心の桔梗が丘校と、圏域ごとに候補があります。まず自宅から30分〜1時間で行ける場所を洗い出すのが出発点です。
軸2: 学費と支援制度。 公立2校は学費負担が最も小さく、私立は就学支援金を差し引いた「実質負担額」で比べるのが正解です。2026年度からは就学支援金の所得制限がなくなり、世帯年収にかかわらず通信制は年額33万7,200円を上限に授業料が支援されます。注意したいのは、この対象が「学校の授業料」だけで、サポート校の費用には使えないこと。学校とサポート校の合計でいくらかかるのかを、必ず入学前に確認してください。
軸3: サポート体制。 担任制か、個別指導か、進路サポートはどこまでか。あわせて確認したいのがスクーリング会場の場所です。サポート校のなかには、面接指導等実施施設(スクーリングや試験を行える施設)を自前で持つところと持たないところがあり、後者では年に数回、遠方の本校まで行く必要が出ることがあります。「スクーリングはどこで受けますか」は見学時の必須の質問です。
不登校でも三重県の通信制高校に入れる?
入れます。通信制高校の入試は書類選考と面接(+作文)が中心で、中学校の欠席日数や内申点が合否に直結しにくい仕組みです。県内には一志学園のように、少人数の環境で不登校を経験した生徒を受け入れることを前面に掲げている学校もあります。中学の内容に不安があっても、入学後にレポートを進めながら学び直せます。
面接で見られているのは欠席日数の言い訳ではなく、「これからどう学びたいか」です。面接と作文のポイントは、こちらの記事にまとめています。
>>通信制高校の入試で落ちることはある?面接と作文で見られていること
なお、高校進学の前段階で「まず家の外に安心できる居場所がほしい」という段階のご家庭には、三重県内のフリースクールと補助金をまとめたこちらの記事も参考になるはずです。
>>三重県のフリースクールと補助金一覧。市区町村別に紹介します【2026年最新】
学費と就学支援金。三重県の入学金補助は「広域通信制なら入学時に県内在住」が条件
三重県私学課の公式ページ(令和8年度)をもとに整理します。
国の就学支援金(授業料の支援)
令和8年度から所得制限が撤廃され、世帯年収にかかわらず対象になりました。支給上限は全日制で年額45万7,200円、通信制は年額33万7,200円(月額2万8,100円)です。単位制の学校では支給のしかたが履修単位に応じて変わるため、正確な額は在籍予定の学校に確認してください。繰り返しになりますが、対象は「学校の授業料」であり、サポート校の費用には使えません。
学費と就学支援金。三重県の入学金補助は「広域通信制なら入学時に県内在住」が条件の公式サイト
三重県の入学金補助金(県独自)
三重県内の私立高校等に入学した生徒を対象に、入学金の2分の1(上限2万5,000円)を助成する県独自の制度があります。対象は保護者の県民税・市町村民税所得割額の合算が8万5,500円未満の世帯。ここで三重県ならではの注意点がひとつあります。広域通信制の場合、入学時に三重県内に住所があることが条件と明記されています。県外への転居を挟む場合などは対象から外れることがあるので、該当しそうな方は学校か県私学課に確認してください。
学費と就学支援金。三重県の入学金補助は「広域通信制なら入学時に県内在住」が条件の公式サイト
奨学給付金(授業料以外の支援)
住民税非課税世帯などを対象に、教科書代・教材費といった授業料以外の教育費を支援する奨学給付金の制度もあります。金額や申請時期は年度で変わるため、三重県私学課の修学支援制度のページでご確認ください。
学費と就学支援金。三重県の入学金補助は「広域通信制なら入学時に県内在住」が条件の公式サイト
まとめ。今日できる一歩は「圏域ごとに2〜3校へ資料請求」
三重県には、四日市市と松阪市の公立通信制2校、津・伊勢・四日市・亀山・志摩に本校を置く私立6校、そして近鉄四日市駅前の広域通信制キャンパスがそろっています。北勢・中勢・伊勢志摩・伊賀のどこにお住まいでも、生活圏の中に候補を見つけられる県です。
今日できる一歩として、自分の圏域で通える学校を2〜3校選び、資料請求をしてみてください。パンフレットが並ぶと、通学頻度や学費、スクーリング会場の違いが一目で比べられます。個別指導で学び直しから受験対策まで進めたい方は、明光義塾高等学院の資料請求もどうぞ。
明光義塾高等学院
完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。僕の公式LINEでは進路や不登校に関する無料相談を行っています。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。
他の都道府県をお探しの方へ
全国47都道府県の通信制高校と学費軽減制度の一覧は、こちらのまとめからご覧いただけます。
>>【全国版】47都道府県の通信制高校一覧。お住まいの県から探せます【2026年最新】
よくある質問
Q1. 三重県の通信制高校の学費はいくらですか?
公立の北星高校・松阪高校は授業料が低く、就学支援金の対象にもなるため授業料負担はごくわずかです。私立は学校や履修単位数によって異なりますが、令和8年度から就学支援金の所得制限がなくなり、通信制は年額33万7,200円を上限に授業料が支援されます。所得の条件を満たせば、県内私立への入学金を補助する三重県独自の入学金補助金(上限2万5,000円)もあります。サポート校の費用は支援の対象外です。正確な金額は各校の公式サイトでご確認ください。
Q2. 不登校でも三重県の通信制高校に入学できますか?
入学できます。通信制高校の入試は書類選考と面接・作文が中心で、中学校の欠席日数が合否に直結しにくい仕組みです。県内には一志学園高校のように、少人数の環境で不登校経験のある生徒の受け入れを掲げる学校もあります。中学の学習内容に不安があっても、入学後にレポートを進めながら学び直せます。
Q3. 津市や四日市市から通える通信制高校はありますか?
あります。四日市市には公立の北星高校、私立の大橋学園高校と四日市メリノール学院高校の通信制課程、近鉄四日市駅前にN高・S高の四日市キャンパスがあります。津市には一志学園高校が本校を置いています。中南勢なら松阪高校(公立)、伊勢志摩なら英心高校と代々木高校、伊賀・名張エリアなら英心高校の桔梗が丘校が候補になります。
