「通信制高校でeスポーツができるところに行きたい」。お子さんからそう言われて検索している保護者の方、あるいは自分でeスポーツコースのある通信制高校を探している中高生の方に向けて書きます。
先に結論です。eスポーツができる通信制高校は増えていて、選択肢には困りません。だからこそ大事なのは「ゲーミングPCがあるか」ではなく、ゲームを通じて何が身につく設計になっているか、教える人は誰かを見ることです。設備はどこも似てきています。差がつくのは中身です。
僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、18歳で起業しています。今は通信制高校の連携施設である明光義塾高等学院の学院長を務めながら、eスポーツスクール「ゲムトレ」を創業した立場でもあります。ゲームで人生を立て直した当事者として、そしてeスポーツ教育を運営してきた側として、通信制高校のeスポーツコースの選び方をお伝えします。
eスポーツができる通信制高校は増えている
通信制高校のeスポーツコースは、いまや珍しいものではありません。大手の通信制高校やサポート校の多くが専用コースを持ち、ゲーミングPCを備えた教室で、プロチームやプロ選手と連携したカリキュラムを組んでいます。オンラインで受講できるコースもあります。
なぜ通信制高校でeスポーツが盛んなのかというと、通信制の仕組みと相性がいいからです。通信制高校の卒業要件はレポート・スクーリング・単位認定試験で、日々の時間割は自分で組めます。全日制のように朝から夕方まで教室に拘束されないぶん、好きなことに時間を投じられる。eスポーツはその「好きなこと」の代表格になりました(通信制高校の制度については文部科学省の解説をご覧ください: https://www.mext.go.jp/tsushinseikoukou/about/)。
学校選びの前提として、僕は「eスポーツができるかどうか」で選択肢が狭まる時代は終わったと思っています。選べる学校はたくさんある。だから次の問いは「どこで、誰と、何のためにやるか」です。
ゲームは「遊び」で終わらない。鍛えられる4つの力
「eスポーツを学校で? ただゲームをするだけでは」と感じる保護者の方は多いはずです。その感覚はもっともです。ただ、ゲームは設計しだいで、はっきりと力が育つ活動になります。僕がゲムトレを運営するなかで見てきた、ゲームで伸びる力を4つ挙げます。
- 集中力と情報処理能力 対戦ゲームは、画面の中の大量の情報を瞬時に読み取り、優先順位をつけて判断する競技です。1試合の中で何百回も「今なにをすべきか」を決め続けます。これは机の上の勉強ではなかなか鍛えにくい種類の集中です
- 論理的な思考 強くなろうとすると、必ず「なぜ負けたか」を考えることになります。自分の動きを振り返り、仮説を立て、次の試合で試す。この繰り返しは、そのまま論理的な思考の訓練です。プログラミング的思考と呼ばれる力とも重なります
- コミュニケーション力 チーム戦のゲームは、声を出さないと勝てません。状況を短く正確に伝え、仲間の報告を聞き、役割を調整する。人と話すのが苦手だった子が、ゲームの中では自然に声を出せるようになる場面を、僕は何度も見てきました
- 自己肯定感 「勝てた」「うまくなった」という手応えは、わかりやすい成功体験です。学校の勉強で自信を失っていた子が、得意なゲームで認められることをきっかけに、ほかのことにも前向きになる。順番はゲームからでいいのです
ここで大事なのは、これらは「上手な人に教わって、振り返りをして、仲間とやる」という条件がそろって初めて伸びる、ということです。一人で黙々とプレイしているだけでは、集中力は使っていても、思考の言語化やコミュニケーションの部分は育ちにくい。だからこそ、誰が教えるかが問われます。
僕自身の話をすると、不登校だった期間、僕のゲーム時間は合計3万時間くらいになりました。そのなかでゲームの大会を自分で企画したことがあります。人を集めて、場を仕切って、みんなが楽しんで帰っていく。これが「人を集めて何かをやる」原体験になって、18歳での起業につながりました。ゲームは僕にとって、逃げ場であると同時に、社会に出ていく入り口でもあったのです。
eスポーツコースを選ぶときに見るべき4つのポイント
設備の写真はどの学校のパンフレットも立派です。見学や説明会では、次の4点を確認してください。
- 教える人は誰か 大会経験のある選手や、指導経験のあるトレーナーが関わっているか。「ゲームが好きな先生が見ています」と「競技として教えられる人がいます」は別物です。指導者の実績と、外部からの講師派遣の有無を聞いてください
- 振り返りの時間があるか プレイして終わりなのか、試合のあとに「なぜそうなったか」を言葉にする時間があるのか。ここが、遊びと学びの分かれ目です
- 勉強との両立をどう設計しているか eスポーツに熱中するほど、レポートが後回しになりがちです。学習の伴走が別にあるか、通学頻度は無理なく組めるかを確認してください。通信制高校の通学頻度についてはこちらの記事で解説しています。https://freeschool.meikogijuku.jp/media/tsushinsei-shu-nannichi/
- 卒業できる見通しが立つか どんなに楽しくても、卒業できなければ意味がありません。卒業率や、レポートが滞ったときのサポート体制を必ず聞いてください。卒業への不安が強い方はこちらの記事も参考になるはずです。https://freeschool.meikogijuku.jp/media/tsushinsei-sotsugyo-fuan/
保護者の方に付け加えると、「プロゲーマーになれるのは一握り」という心配は正しいです。ただ、eスポーツコースの価値はプロになることではありません。上に書いた4つの力を、本人がいちばん夢中になれる題材で育てられることです。その力は、進学でも就職でも、どの道に進んでも使えます。
明光義塾高等学院という選択肢
ここまで書いてきた「誰が教えるか」「振り返りがあるか」「勉強と両立できるか」を、そのまま形にした場所を紹介させてください。
僕(小幡和輝)が学院長を務める明光義塾高等学院にでeスポーツコースを開校しました!学院長である僕自身がeスポーツスクール「ゲムトレ」を創業した立場なので、単にPCを置いて自由に遊んでもらうのではなく、専門的な講師派遣を入れたプログラムとして運営しています。ゲムトレでは全国大会や世界大会の経験者を含む厳選されたトレーナーが指導にあたっていて、そのノウハウを高等学院にも持ち込んでいます。プレイして終わりではなく、振り返りをして、仲間と声を出して、集中力・論理的思考・コミュニケーション力を育てるところまでを設計しています。
また、明光義塾高等学院ではプロジェクションマッピングを使った体育プログラム「DIDIM」も導入しており、床に映し出される映像に合わせて踏む・避ける・ジャンプするなど、ゲーム感覚で体を動かす時間もあります。画面の前に座り続けるだけの高校生活にはなりません。通信制高校ならではの柔軟なカリキュラムだからこそ、eスポーツに本気で時間を使えます。

ゲームをプレイするだけでなく、ゲームを使った企画運営もやります
このコースは、うまくなることだけがゴールではありません。ゲームを使って人を集め、場をつくり、運営する経験もカリキュラムに組み込みます。
参加者を募り、対戦の組み合わせを決め、ルールを説明し、当日の進行を回し、賞を用意して表彰する。プレイヤーとして出るだけでなく、大会を運営する側にも回ってもらいます。人が集まる場を自分の手でつくって、参加者が楽しんで帰っていく。この経験は、どんなゲームの実力よりも、社会に出たときに効きます。
学院長の小幡自身が、不登校だった時期にゲームの大会を自分で企画したことが「人を集めて何かをやる」原体験になり、それが18歳での起業につながりました。ゲームを「する側」から「使う側」へ。その転換を、高校生のうちに経験できるコースにしていきます。

過去にはポケモンカードの大会を学校で開催しました。このような企画を生徒たちと一緒に取り組んでいきます。
https://note.com/embed/notes/nd73bd3b881d9
そして、学習面は明光義塾が大切にしてきた個別指導の考え方で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きでサポートします。eスポーツに夢中になる時間と、卒業や進路のための学習を、別々の場所で悩まなくていいのが、このコースの強みです。中学からの進学だけでなく、いまの高校からの編入も受け入れています。
まずは資料請求からぜひ、eスポーツコースのお問い合わせとつけていただけるとスムーズです。
【明光義塾高等学院】資料請求はこちら
https://gakuin.meikogijuku.jp/
eスポーツコースの詳細はこちら
https://note.com/meikomirai/n/n2658a6c75105
まとめ。設備ではなく、中身と人で選ぶ
eスポーツができる通信制高校は増えていて、ゲーミングPCの有無で差はつきにくくなりました。見るべきは、教える人・振り返りの時間・勉強との両立・卒業の見通しの4つです。ゲームは、上手な人に教わり、振り返り、仲間とやる条件がそろえば、集中力・論理的思考・コミュニケーション力・自己肯定感がはっきり育つ活動になります。
今日できる一歩をひとつ挙げるなら、気になる学校の説明会や資料請求で「eスポーツの指導者はどんな経歴の方ですか」と一言だけ聞いてみてください。この質問への答え方で、その学校がeスポーツをどう位置づけているかがだいたい分かります。
「うちの場合はどう進めればいい?」という段階でも大丈夫です。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。無料のLINE相談はこちらから。
不登校の専門家 小幡和輝の無料LINE相談
https://www.obatakazuki.com/lp
よくある質問
eスポーツコースのある通信制高校に入ると、勉強がおろそかになりませんか?
なりやすいのは事実なので、学習の伴走が別に用意されている学校を選ぶことが大切です。通信制高校の卒業要件はレポート・スクーリング・単位認定試験で、eスポーツに熱中するほどレポートが後回しになりがちです。見学や説明会では、レポートが滞ったときのサポート体制と卒業率を必ず確認してください。
ゲームばかりして将来に役立つのですか?
上手な人に教わり、試合の振り返りをし、仲間と声を出してプレイする条件がそろえば、集中力・情報処理能力・論理的思考・コミュニケーション力・自己肯定感がはっきり育ちます。プロになることが目的ではなく、本人がいちばん夢中になれる題材でこれらの力を育てられることに価値があります。一人で黙々とプレイするだけでは伸びにくいので、指導者の有無が重要です。
明光義塾高等学院のeスポーツはどんな内容ですか?
ゲーミングPCを導入し、学院長の小幡和輝がeスポーツスクール「ゲムトレ」の創業者であることから、専門的な講師派遣を入れたプログラムとして運営しています。プレイだけでなく振り返りやチームでのコミュニケーションまで設計し、大会の企画運営まで学びます。学習面は明光義塾が大切にしてきた個別指導の考え方で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きでサポートします。eスポーツに夢中になる時間と、卒業や進路のための学習を、別々の場所で悩まなくていいのが、このコースの強みです。詳細は資料請求で「eスポーツのプログラムについて聞きたい」とお伝えください。
