高校を中退した、あるいは中退が決まりそうで、その後の進路をどうするか調べている方へ。「もう人生が狭まってしまったのではないか」という不安がいちばん大きいのではないかと思います。
先に結論をお伝えします。選択肢は大きく4つあり、その中でも高校卒業資格を取り直したいなら、通信制高校への編入がいちばん現実的な道です。年齢の上限はなく、修得済みの単位を引き継げる場合もあります。
この記事は「すでに中退した、または中退がほぼ決まった後の進路」に絞って書いています。やめるかどうかをまだ迷っている段階の方は、退学を決める前に確認すべきことが別にあるので、そちらを先に整理してください。
自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は約10年間の不登校を経験しました。当時はフリースクールで学び、18歳で起業しています。今は対面やオンラインのフリースクール、通信制高校の連携施設を運営する立場です。
高校中退は年間4万人以上。その後の進路の全体像
文部科学省の調査によると、令和6年度に高校を中途退学した生徒は全国で44,571人、在籍者に占める割合は1.4%です。決してめずらしいことではなく、そこから進路を組み直した人が毎年数万人いるということでもあります。
出典: 文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm
中退後の主な進路は次の4つです。
- 通信制高校へ編入して高卒資格を取り直す 最終学歴が「高校卒業」になる、いちばん王道のルート。自分のペースで通えるので、前の高校でつまずいた理由を抱えたままでも再スタートしやすい
- 高卒認定試験に合格して進学する 大学・短大・専門学校の受験資格が得られる。ただし高卒認定は合格しても最終学歴が高卒になるわけではない点に注意が必要
- 働きながら考える 就職やアルバイトから始める道。ただし応募条件が「高卒以上」の求人には出せなくなるため、選べる幅は狭まる
- 学び直しと並行して好きなことを伸ばす 編入や高卒認定の勉強と並行して、スキルや自分の仕事を育てていく道
高卒認定と通信制高校のどちらを選ぶべきかは、こちらの記事で詳しく比較しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/kosotsu-nintei-tsushinsei/
編入とは。転入との違いと単位の引き継ぎ
すでに退学した人が別の高校に入り直すことを「編入」といいます。在籍したまま移る「転入」と違って高校生活に空白期間がありますが、編入でも、前の高校で年度末まで在籍して修得した単位や在籍期間を引き継げる場合があります。引き継げる単位が多いほど卒業までの期間は短くなるので、まずは前の高校に単位修得証明書を請求して、自分の手元に何が残っているかを確かめるところから始まります。
通信制高校の多くは、4月だけでなく年に複数回の編入時期を設けています。受け入れ時期や手続きの流れは、こちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/tsushinsei-tennyu-hennyu/
学費の不安。就学支援金は編入でも使える
「一度やめたのに、また学費がかかるのか」という心配もあると思います。国の高等学校等就学支援金は編入した通信制高校の授業料にも適用されます。支給には通算の期間上限があり、前の高校で受給していた期間も合算されますが、定時制・通信制は全日制より上限が長く設定されています。
出典: 文部科学省「高校生等への修学支援」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/index.htm
通信制高校の学費が実際いくらかかるかは、こちらの記事でまとめています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/tsushinsei-gakuhi-shienkin/
もう一度やめないための学校選び。前と同じ壁にぶつからないか
編入で本当に大事なのは「入れるか」ではなく「続くか」です。運営の現場で編入してくる子たちを見ていると、うまくいくケースは、前の高校をやめた理由と学校選びがかみ合っています。
- 人間関係でやめた 通学頻度を自分で選べる学校なら、人との距離を自分のペースで詰められる
- 勉強についていけずやめた 個別につまずいた単元まで戻って学び直せる仕組みがあるかを最優先で見る
- 朝起きられずやめた 登校時間に縛られない学び方ができるかを確認する
パンフレットの雰囲気ではなく、「自分がやめた理由」を軸に選ぶと失敗しにくくなります。
僕は約10年学校に行かない時期を過ごしましたが、いま当時の自分にひとこと伝えるなら「その10年は無駄にならない。今やっていることが全部あとで仕事になるよ」と言います。中退した時間も同じです。遠回りに見えた時間が、あとから意味を持つことは本当にあります。だからこそ、次の場所は焦らず、続けられるかどうかで選んでください。
今日できる一歩を1つ提案します。前に在籍していた高校に電話して、「単位修得証明書と在籍期間証明書を発行してほしい」と伝えてみてください。書類が手元にあれば、どの学校に相談するときも話が速く進みます。
明光義塾高等学院という選択肢
中退からの再スタートの場所として、僕が学院長を務める明光義塾高等学院を運営しています。高校卒業資格を目指しながら、自分のペースで学べる通信制高校の連携施設です。編入の受け入れを行っているので、いったん高校を離れた人もここから卒業を目指せます。
全国の明光義塾教室との連携で、中学範囲の戻り学習から大学受験対策まで一続きで見られるのが特徴です。「まず中2の数学からやり直したい」という相談も当たり前のこととしてサポートしています。前の高校で勉強につまずいて離れた人ほど、つまずいた場所まで戻ってやり直せる環境の効果は大きいはずです。
「編入できるか、単位はどうなるか」という個別の事情からのご相談で構いません。資料請求はこちらからどうぞ。
【明光義塾高等学院】資料請求はこちら
https://gakuin.meikogijuku.jp/renkei
まとめ。中退は経歴の傷ではなく、進路の組み直し
高校中退のその後の進路は、通信制高校への編入、高卒認定、就職などいくつもあります。高卒資格を取り直すなら編入が現実的で、単位の引き継ぎと就学支援金という仕組みも使えます。そして次の場所を選ぶ基準は、前にやめた理由と向き合ったうえでの「続けられるか」。ここが、いちばんの再発防止です。
「うちの場合はどう進めればいい?」という段階でも大丈夫です。まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなるはずです。
無料のLINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp
よくある質問
高校を中退したら、その後の進路にはどんな選択肢がありますか?
主な選択肢は、通信制高校へ編入して高卒資格を取り直す、高卒認定試験に合格して進学資格を得る、就職やアルバイトから始める、学び直しと並行して自分のスキルを育てる、の4つです。最終学歴を高卒にしたい場合は通信制高校への編入が現実的です。
中退前に取った単位は編入先に引き継げますか?
前の高校で年度末まで在籍して修得した単位や在籍期間は、編入先の学校が認めれば引き継げる場合があります。まず前の高校に単位修得証明書と在籍期間証明書を請求して、手元に何が残っているかを確認してください。
編入した通信制高校でも就学支援金は使えますか?
国の高等学校等就学支援金は、編入した通信制高校の授業料にも適用されます。支給には通算の期間上限があり、前の高校で受給した期間も合算されますが、定時制・通信制は全日制より上限が長く設定されています。詳しくは文部科学省の公式ページで確認してください。
