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ロサンゼルス在住の日本人の子どもの学校と日本の勉強。帰国を見すえた選択肢【2026年最新】

ロサンゼルス在住の日本人の子供の教育をどうするか。この記事は、駐在や移住でロサンゼルス周辺に暮らすご家庭に向けて、日本の勉強を続ける選択肢を整理するものです。「現地校には慣れてきたけれど、日本語の読み書きが心配」「帰国したとき、日本の学校の勉強についていけるだろうか」。ロサンゼルスは日本語の環境が比較的豊かな街だからこそ、この不安は後回しになりがちです。

先に結論をお伝えします。ロサンゼルス周辺には、文部科学省・外務省が支援する補習授業校「あさひ学園」と、全日制の「西大和学園カリフォルニア校」という選択肢があります。そのうえで、通学の負担や帰国のタイミングによっては、日本のカリキュラムに沿った学びをオンラインで続ける方法が現実的な軸になります。海外在住の選択肢の全体像は、こちらの総論記事で整理しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/kaigai-zaiju-nihon-benkyo/

自己紹介が遅れました。小幡和輝と申します。僕は不登校の元当事者です。約10年間学校に行かず、フリースクールで学びました。現在は不登校の専門家として、本の執筆や講演をしながら、2000人以上の子どもたちとご家庭をサポートしています。海外在住のご家庭からのご相談も増えてきたので、都市ごとの事情に沿って整理していきます。

目次

ロサンゼルスの補習授業校「あさひ学園」

ロサンゼルス周辺で最も知られている日本の学びの場が、補習授業校の「あさひ学園(ロサンゼルス補習授業校)」です。文部科学省・外務省の支援を受ける補習授業校で、校長を含む政府派遣の教員が配置されています。

公式サイトによると、校舎はサンタモニカ校・サンゲーブル校・トーランス校・オレンジ校の4つ。幼稚部から高等部まであり、文部科学省の学習指導要領に沿って、日本の教科書で国語・算数(数学)・理科・社会を学びます。ふだんは現地校やインターナショナルスクールに通いながら、週1回だけ日本の学校としての時間を持つイメージです。

あさひ学園の公式サイト
https://www.asahigakuen.com/

ロサンゼルスの日系の集住エリアからいずれかの校舎に通える距離感なのは、この街の大きな強みです。一方で、授業は週1回なので、日本の全教科・全単元をカバーするものではありません。公式にも家庭学習との併用が前提とされる学び方です。

全日制なら「西大和学園カリフォルニア校」

「平日も日本のカリキュラムで学ばせたい」という場合、ロサンゼルス周辺には全日制の西大和学園カリフォルニア校があります。文部科学省認定の私立在外教育施設で、幼稚園から中学部までの一貫校です。ロミタなどに校舎があり、土曜日の補習校も運営しています。

西大和学園カリフォルニア校の公式サイト
https://www.nacus.org/

なお、文部科学省の在外教育施設の一覧では、カリフォルニア州に「日本人学校」の区分の学校はありません。全日制で日本の教育を受けられるのは、私立在外教育施設であるこの学校になります。認定施設の一覧は文部科学省の公式ページで確認できます。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/002/002/001.htm

入学の条件や募集状況は年度によって変わりますので、必ず各校の公式サイトで最新の情報を確認してください。

現地校・インターだけの場合に起きやすいこと

ロサンゼルスは、日系スーパーも日本語の習い事もある、海外の中では日本語に触れやすい街です。ただ、これは裏を返せば「会話の日本語は保てているから大丈夫」と思いやすい環境でもあります。

お子さんによって差が大きいので断定はできませんが、一般論として、日常会話の日本語と、漢字や抽象的な語彙を使う「教科の日本語」は別の力です。会話が流暢でも、学年相当の読み書きや、国語・社会の教科書を読む力は、意識して積み上げないと伸びにくいと言われます。また日本の算数や国語は積み上げ型なので、抜けた単元をそのままにすると、帰国後にその先の単元がまとめて分からなくなりがちです。

補習授業校に通っていても、週1回の授業だけで埋めきれない部分は残ります。「どの教科の、どのあたりの単元まで進んでいることになるのか」を家庭で把握しておくことが、遠回りに見えて一番の近道です。

帰国タイミング別の準備

帰国後の負担は、帰国する学年によって大きく変わります。逆算して考えるのがおすすめです。

  1. 小学校低学年で帰国 ひらがな・カタカナと基礎の漢字、算数の計算を家庭で続けていれば、合流の負担は比較的小さい時期です。日本語の読み聞かせと音読の習慣が効きます
  2. 小学校高学年で帰国 漢字の量と抽象語彙が一気に増える時期です。国語と算数は学年をさかのぼってでも抜けを埋めておくと、帰国後がぐっと楽になります
  3. 中学の学年で帰国 高校受験が視野に入ります。帰国生入試(帰国子女枠)は、海外在留の年数や帰国後の年数などの条件が学校ごとに異なるため、帰国の1年以上前から候補校の募集要項を確認しておくと安心です

帰国後に「日本の学校の雰囲気が合わない」と感じるお子さんも実際にいます。そのときの学び場の選び方は、こちらの記事で解説しています。
https://freeschool.meikogijuku.jp/media/kikokushijo-gakko-awanai/

クラスジャパン小中学園という選択肢

オンラインスクール クラスジャパン小中学園

「補習校まで通うのが大変」「週1回では足りない部分を埋めたい」というご家庭に向けて、僕たちはオンラインスクール「クラスジャパン小中学園」を運営しています。2018年の開校から2000人以上の子どもたちをサポートしてきました。不登校の生徒が多く在籍していますが、オンラインで完結する仕組みのため、近年では帰国子女やロサンゼルスのような海外在住の日本人のお子さんが学ぶケースも広がっています。

特徴は、教材が届くだけではなく、ネットの先生(担任)が伴走することです。日本の学びが家庭任せになりがちな海外生活で、お子さんのペースを見ながら計画を一緒に立てる相手がいることは、続けるうえで大きな支えになります。学習面では、答えをすぐ教えるのではなくヒントを出しながら一緒に考えるAIサポートがあり、つまずいた単元までさかのぼって埋め直せます。学習以外の用途には使えないフィルタリング設定付きです。

時差のあるなかでの学習の進め方や、日本の在籍校がある場合の扱いなど、個別の条件はご家庭ごとに違いますので、詳しくはお問い合わせください。

クラスジャパン小中学園の詳細はこちら
https://classjapan.jp/

まとめ。ロサンゼルスは選択肢のある街。だからこそ組み合わせを

ロサンゼルス在住の日本人の子どもの学びは、あさひ学園(補習授業校)、西大和学園カリフォルニア校(全日制)、そしてオンライン学習という選択肢を、通学の負担・帰国のタイミング・お子さんの日本語の状態に合わせて組み合わせるのが基本です。選択肢がある街だからこそ、「うちはどれを軸にするか」を早めに決めておくと迷いが減ります。

今日できる一歩を1つ提案します。お子さんの日本の学年の国語の教科書(またはあさひ学園で使っている教科書)を開いて、いまの単元を音読してもらってください。すらすら読めるか、漢字でつまずくか。5分で現在地が見えて、何を補えばいいかが具体的になります。

完璧な正解を最初から選ぶ必要はありません。迷っている段階の相談こそ歓迎です。ひとりで抱え込む前に、話してみてください。海外からのご相談もLINEで受け付けています。

無料LINE相談はこちら
https://www.obatakazuki.com/lp

よくある質問

ロサンゼルスに全日制の日本人学校はありますか?

文部科学省の一覧における「日本人学校」の区分の学校はカリフォルニア州にはありませんが、文部科学省認定の私立在外教育施設として、全日制の西大和学園カリフォルニア校があります。幼稚園から中学部までの一貫校です。募集状況は公式サイトで最新情報を確認してください。

あさひ学園(補習授業校)だけで帰国後の勉強に対応できますか?

あさひ学園は文部科学省の学習指導要領に沿って日本の教科書で学べる貴重な場ですが、授業は週1回のため、全教科・全単元をカバーするものではなく、家庭学習との併用が前提です。お子さんの状況によって必要な補い方は異なるので、単元の抜けを把握しながら進めることをおすすめします。

アメリカとの時差があってもクラスジャパン小中学園で学べますか?

クラスジャパン小中学園はオンラインで完結する仕組みで、海外在住の日本人のお子さんが実際に学んでいる事例もあります。時差のあるなかでの学習の進め方や、日本の在籍校がある場合の扱いなど、個別の条件はご家庭の状況によって異なりますので、詳しくはお問い合わせください。

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この記事を書いた人

1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、定時制高校を経て、その後、国立大学へ進学。不登校の専門家として、不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し活動。オンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに2000人以上の不登校生徒をサポート。著書に『学校は行かなくてもいい/英治出版』『学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方/小学館』など計6冊。講演、メディア出演も多数。

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